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  • 2023年12月10日

江東区長選挙2023年 開票結果は 12月10日投開票 区政の立て直しは

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区長の辞職にともなう東京・江東区の区長選挙は、無所属の新人で自民党、公明党、国民民主党、地域政党の都民ファーストの会が推薦した大久保朋果氏が、立憲民主党や共産党などが支持した酒井氏らほかの新人4人を抑えて初めての当選を果たしました。新区長の就任会見の内容などのほか、過去最低となった投票率についてまとめました。

大久保氏が初当選

12月10日に投票が行われた江東区長選挙は、無所属の新人で自民党、公明党、国民民主党、地域政党の都民ファーストの会が推薦した大久保氏が、立憲民主党や共産党などが支持した酒井氏らほかの新人4人を抑えて初めての当選を果たしました。

“1日も早く安定した区政に”

大久保氏は52歳。平成7年に東京都庁に入り、生活福祉部の統括課長や、政策企画局の政策担当部長などを経て、今回の選挙に立候補するため退職しました。 
選挙戦で大久保氏は、福祉行政に長年携わってきた経験や東京都の職員時代に培った小池知事との関係をアピールしたほか、コンプライアンスの徹底に取り組むことなどを訴えました。

大久保朋果氏 
政治に対する信頼は一朝一夕に取り戻せるものではない。実直に仕事をすることの1日1日の積み重ねで、私自身がクリーンであることを今後も徹底したい。安心して子育てして、いつまでも住み続けられる、災害があっても安全安心なまち、1日も早く安定した区政にしていきたい。

反応は

【酒井菜摘氏】 
支持:立憲民主党、共産党、れいわ新選組、社民党、地域政党の東京・生活者ネットワーク、政治団体の緑の党グリーンズジャパン

古い政治と決別できず悔しい。政治への不信が募っていることを肌で感じたが、それが投票率にも表れたのだと思う。今回、挑戦させてもらったことについては感謝の気持ちでいっぱいで、これからも江東区政に貢献したいという気持ちに変わりはない。


【三戸安弥氏】 
推薦:地域政党の自由を守る会

私に期待する票をこれだけいただいたのに、当選できなかったことは私の力不足だ。江東区の政治を諦めてはいないという区民の意思を背負って、引き続き、信用していただける江東区にしていきたい。


【小暮裕之氏】 
推薦:日本維新の会

弱い立場の子どもや高齢者の福祉を充実させたいと立候補したが夢はかなわなかった。街頭演説も何もかも初めてで、実力が不足していたと思う。選挙で、多くの区民の政治家と行政に対する怒りを感じたので、当選した大久保さんには区民に感謝される区政をしてほしい。

過去最低の投票率

江東区選挙管理委員会によりますと、江東区長選挙の投票率は39.20%で、前回・ことし4月の選挙を9.66ポイント下回りました。これまでで最も低かった平成23年の45.75%も大きく下回り、過去最低を更新する結果になりました。

なお、9日までの期日前投票では、有権者全体のおよそ11%にあたる4万7232人が投票し、ことし4月よりおよそ1万4000人減っています。

これまでの投票率は

江東区長選挙は昭和22年からことし4月の前回選挙まであわせて16回行われています。このうち投票が最も高かったのは昭和26年の選挙で、80.12%でした。 
一方、最も低かったのは平成23年の45.75%でした。元区長の死去にともなって行われた前回・ことし4月の選挙は48.86%でした。

江東区長選挙の経緯

江東区では、ことし4月の区長選挙で初当選した木村弥生前区長の陣営が、選挙期間中に動画投稿サイトに投票を呼びかける有料広告を出していたとして、東京地検特捜部が公職選挙法違反の疑いで区長室などを捜索したほか木村氏も任意の事情聴取を受け、就任からおよそ半年で辞職しました。

選挙戦では、▽混乱した区政の立て直しや、▽政治への信頼回復、▽子育て支援などをめぐり論戦が交わされてきました。

“福祉のプロ 強み生かし区民の思いに寄り添いたい”

11日、区役所に初登庁した大久保新区長は就任会見で、取り組みたいこととして、育児と介護の両立支援、水害対策や木造住宅の密集する地域の不燃化といった災害対策、人口増加に伴う交通インフラの拡充などを挙げました。

政治の経験はないが、元都庁職員としての政策づくりや、福祉のプロとしての強みを生かし、区民の思いに寄り添いたい。区民と関係のない政治のトラブルで区政が停滞することは絶対に避けなければならない。“区民の現在、未来のため”を判断基準に、さまざまな課題で結果を出して区政を前に進めていく。

 

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