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“迷宮” 渋谷駅周辺の再開発は? 新たな歩行者デッキ 渋谷サクラステージと渋谷ストリームを結ぶ

  • 2023年11月24日

渋谷駅の周辺は、入り組んだ地下通路に加えて鉄道各社が乗り入れる路線や道路が複雑に交差し「迷宮」とも呼ばれていて、「100年に1度」と言われる大規模な再開発が進められていいます。このほど「渋谷サクラステージ」と「渋谷ストリーム」を結ぶ新たな歩行者デッキが完成しました。再開発の現状などについてまとめました。

100年に1度 渋谷駅周辺 再開発の重点は

渋谷駅周辺の再開発は、複雑になった駅の改良、駅や線路、道路による街の分断の解消、谷底にある街の浸水対策を重点に進められています。

これまで、東京メトロ銀座線の渋谷駅の移設工事や、路線間の乗り換えをスムーズにするための新しい改札やエスカレーターの整備が行われたほか、「渋谷ヒカリエ」や「渋谷スクランブルスクエア」などの高層ビルが建設された際には街なかを行き来しやすくするための歩行者デッキが設けられました。

渋谷駅南西の桜丘地区 複合施設を結ぶデッキ

こうした中、新たに完成したのは、渋谷駅南西の桜丘地区で開業に向けた準備が進む「渋谷サクラステージ」と隣接する「渋谷ストリーム」の2つの複合施設を結ぶ全長およそ50メートルの歩行者用デッキです。
11月23日、報道陣に公開されました。

駅のまわりを周遊可能に

人の流れをスムーズにするため、不動産大手や渋谷区などはここ数年、駅周辺の再開発ビルを結ぶ歩行者デッキの整備を進めていて、新たなデッキの完成により駅のまわりを周遊できるようになります。デッキは12月1日から利用できるということです。

東急不動産 星野浩明社長
「移動しやすくなることで歩行者の動線が広がり、渋谷のまちが生まれ変わっていくと思う」

2027年度には宮益坂上から道玄坂上まで

歩行者デッキの整備は今後も進められることになっていて、2027年度には宮益坂上から道玄坂上までのおよそ800メートルを一度も地上に降りることなく、移動できるようになる計画です。

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