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ラグビーワールドカップ2023 アルゼンチンとは?大野均さんに聞く!大一番に向けて日本代表 本格練習スタート

  • 2023年10月3日

ラグビーワールドカップフランス大会に臨んでいる日本代表。
1次リーグ突破をかけた大一番となるのが、10月8日のアルゼンチン戦です。

そこで、ラグビー元日本代表で2015年の南アフリカ大会などに出場した大野均さんにアルゼンチンはどんなチームなのか、注目の日本代表の選手は誰なのか聞きました。

また、大一番に向けて、日本代表は本格的な練習をスタートさせました。

アルゼンチンとは?

3大会連続でワールドカップの代表に選ばれるなど、日本代表として歴代最多の試合に出場した大野均さんに、アルゼンチンの特徴や注目する日本の選手などを伺いました。

Q. アルゼンチンはどんなチームですか?

アルゼンチンも非常に力強いフォワードといわれるポジションの選手たちが力強く前進してきますし、正確なキックで陣地を取って、そこから攻めてくる。そういう全員、力強いチームです。

Q. 日本が勝つためには、どんな戦いをしたらいいですか?

ペナルティーを犯さないと言うことだと思います。あとは、この試合は日本だけでなく、おそらく世界中のラグビーファンが注目する試合になると思う。その試合で、ぜひ勝って日本のすばらしいニュースを届けてほしいです。

Q. この戦いは大野さんから見て、注目する選手は誰ですか?

私としてはロックのワーナー・ディアンズ選手です。

サモア戦では、後半から出てきたんですけれども、本当に力強いサモアの選手を1発のタックルで1人で止めていたんですよね。身長が2mあまりあるんですけど、足も非常に速いんで次の試合出場してくれたら間違いなく活躍してくれる選手の1人です。 

Q. 苦しい試合の中で若い力っていうのは、どんなことが期待されますか?

若い選手が活躍することでベテランも奮起しますし、ワーナー選手は今回初めてのワールドカップですけれども、ワールドカップを経験して、2回3回4回とワールドカップに出場して、将来的には、リーチ マイケル選手のような日本代表を引っ張っていく、そういう存在になってくると思います。 

Q. 改めて最後、アルゼンチン戦では何が決め手になるんですか?

ラグビーは、すごく熱い気持ちになるスポーツなんですけど、熱い気持ちを持ちながらしっかり冷静な頭でペナルティーをせずに最後冷静にアルゼンチンに勝ちきってほしいなと思います。 

アルゼンチン戦に向けて

ラグビーワールドカップフランス大会に臨んでいる日本代表は2日、1次リーグ突破をかけた大一番となるアルゼンチン戦に向けて本格的な練習をスタートさせました。日本時間の9月29日にサモアに勝利した日本は、ここまでの成績を2勝1敗とし、10月8日に1次リーグ突破をかけてアルゼンチンと対戦します。

チームはサモア戦後、軽い練習や休養を挟んでこの日からベースキャンプ地のトゥールーズで本格的な練習をスタートさせました。

2日は、フィジカルが強いアルゼンチンを想定して接点での動きを入念に確認し、キャプテンの姫野和樹選手やリーチ マイケル選手などのフォワード陣は、タックル練習を行っていました。

また、サモア戦で活躍したレメキ ロマノ ラヴァ選手や松島幸太朗選手などのバックス陣はタックルを受けた後のボールの置き位置を確認したほか、タックルを受けながらボールをつなぐオフロードパスの練習を行っていました。

一方、サモア戦をふくらはぎのけがで欠場した副キャプテンでスクラムハーフの流大選手は、グラウンドに姿を見せましたが、全体練習には入らず別メニューで調整しました。

日本が入った1次リーグのプールDは、イングランドが3連勝してすでに1位通過を決めていて、残り1枠を日本とアルゼンチンが争っています。

日本が次のアルゼンチン戦に勝てば、2大会連続の決勝トーナメント進出が決まります。

クレイグ・ミラー選手は

プロップのクレイグ・ミラー選手は、チームの状態について「選手たちは試合をするたびに自信をつけている」と手応えを口にしました。

2日の練習はタックルに焦点を当てて取り組み「アルゼンチンはサモアと同じようにフォワードがボールを持って前進してくる。やってくることはわかっているので、相手の勢いを止めるための練習をした。簡単に前進させないようプレッシャーをかけ続けていけば、ボールを奪うことにつながってくる」と話しました。

ミラー選手によりますと、フォワードのメンバーは「ブラザーフッド」をキーワードに掲げて同じ釜の飯を食べた戦友として結束を強めているということです。

そのうえで「フォワードはセットプレーをしっかりやっていきたい。選手どうしがつながってハードワークしていくことが重要だ。勝つためのプランを遂行してきたい」と意気込みを語りました。

ヴァル アサエリ愛選手は

プロップのヴァル アサエリ愛選手は「毎週、チームの雰囲気がよくなっている。スクラムもだんだんレベルが上がっている」と状態のよさを口にしました。

そして、アルゼンチン戦に向けて、次のように話しました。

ヴァル アサエリ愛選手
「相手は大きい選手がまっすぐ走ってくるので、それを止められるようディフェスに焦点を当てている。スクラムなどのセットプレーでプレッシャーをかけてくるのでフォワード8人がひとつになって『ジャパンのスクラム』を組むことを意識していきたい」

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