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渋谷 “青の洞窟”(2022)3年ぶりの開催 見どころは?主催者の思いは

  • 2022年12月22日

東京・渋谷の夜を青一色に染める「青の洞窟」。

新型コロナウイルスによる影響で2020年と2021年は中止となったため、3年ぶりの開催です。しかし、ことしは政府からの節電要請もあり、いつもより開催期間を短縮しています。

新型コロナに加えて節電要請と苦難が続くなか、渋谷の冬の風物詩になりつつある催しにかける思いと、待ち望んだ人たちの思いなどをまとめました。

3年ぶりの開催

東京・渋谷のJR渋谷駅前の公園通りから代々木公園のケヤキ並木までの約900メートルに、約60万球のLEDの電飾が取り付けられた「青の洞窟」。

去年とおととしは、新型コロナによる影響で中止となり、ことしは3年ぶりの開催となりました。

代々木公園のケヤキ並木には、無数の青い光の電飾が飾り付けられ、幻想的な空間が広がっています。

訪れた人たちは、青い光に包まれた景色をバックに写真を撮るなど思い思いに楽しんでいました。

大学生

新型コロナの感染拡大前に地元の友人が『青の洞窟』を見て、すごくきれいだと話していたので1度は見たいと思っていましたが、上京後、2年連続で中止になっていたので、今回、ようやく見ることができました。青一色に染まる渋谷は幻想的で感動しました。

30代女性

夫が『青の洞窟』の電飾の飾り付けに携わっているので、子どもたちを連れて見に来ました。多くの人が笑顔になっている様子を見ると、夫が誇らしいです。子どもたちも『きれい』と満足しているようです。

50代男性

新型コロナとか節電要請とか、いろいろ難しい課題はあるかと思いますが、開催されたことは良かったと思います。新型コロナの第8波とか言われていますが、屋外でのイベントですし、皆が感染対策をとっているので心配はしていません。代々木公園が青一色に染まって絶景ですね。

青の洞窟通じて“さらに渋谷に活気を”

2019年以来となった「青の洞窟」。

しかし、ことしは政府からの節電要請を受け、開始時期を従来よりも1週間ほど遅らせたほか、年末の点灯を取りやめてクリスマスの12月25日までの開催としました。

「青の洞窟SHIBUYA」実行委員会 渋谷公園通商店街振興組合の川原惠理事長は、多く人の支えや理解があったからこそ、開催することができたと言います。

川原理事長
新型コロナの新規感染者が増えたり減ったりと先が見通せない中、多くの団体などからの支援があって開催にこぎ着けることができました。幅広い年代の人たちが楽しんでいる姿を見ると開催して本当に良かったと思う。

また、政府からの節電要請については、開催することへの戸惑いを感じた一方、「青の洞窟」を待ち望む声に応えたかったとして「電飾で使う電力は自家発電機でまかなうなど、できる範囲で節電に取り組んでいます」と説明しました。

そのうえで、渋谷の冬の風物詩となりつつある「青の洞窟」を、今後、どのようなイベントにしていきたいか尋ねたところ、地域活性化の一助になればと話していました。

いま渋谷は100年に一度の再開発が進んでいますが、ハード面だけがそろっても地域ににぎわいが生まれることはない。だから、しっかりと人を呼び込める催しを開き、渋谷をさらに元気にしていきたい。渋谷で生まれ育った人間として『青の洞窟』を通じて『渋谷』をさらにより良い街にしていきたい。

東京タワーも望むことができる「青の洞窟」。最後に見どころを聞きました。

まずは午後5時、約60万球の電飾が一斉に点灯する瞬間。そして、電飾が一斉に消える消灯時がオススメだと言うことです。

渋谷「青の洞窟」は、クリスマスの12月25日午後10時まで開かれています。

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