豊洲市場から旬の食材を紹介します。出汁(だし)を取ったり、炒め物に入れたり。うま味たっぷりな「干しエビ」と、ビタミンCも豊富!甘くてジューシー「みかん」です。
■特徴
アカエビを煮て干したもの。瀬戸内海で多く水揚げされ、周辺の地域では、そのままおつまみとして食べたり出汁(だし)にしたり、炒め物にしたり、さまざまな形で活用されている。
■見極め方
・赤が鮮やかで、透明感がある
・えびの香りがたっている
■保存方法
・開封後は、保存袋やタッパーなど湿気を避けられる容器に入れて、冷蔵庫で1か月、冷凍庫で3か月ほど
■おすすめの食べ方
『干しエビのチャーハン』
~塩・こしょう・中華だし・ごま油でシンプルに~
『干しエビのお雑煮』
~昆布だしとの相乗効果で風味豊かに~
■干しエビの紹介
豊洲水産市場 仲卸 山田晃さん
「干しエビは保存がきくので、常時ストックしておいて好きな時に食べることができます。おつまみにしてもおいしいですし、出汁(だし)をとったり炒め物にしたり、煮物にも使えます。ぜひこれを機会に試してみてください」
■主な産地
愛媛・和歌山・長崎・静岡など。
■旬
露地栽培のみかんが出荷される9月からが旬で、ピークは12月。
■見極め方
・ヘタの切り口が小さい
・皮の色が濃く、ハリがある
・重みがある
・果実が小さめで皮が薄く、やわらかい
・皮のつぶつぶが小さく、はっきりしている
■保存方法
・風通しがよく、湿度がある涼しい場所で保存する
・箱のまま保存する場合は、上のみかんと下のみかんを定期的に入れ替え、つぶれないようにする
■おすすめの食べ方
『みかんのオランジェット』
<材料>
・みかん … 2個
・水 … 20ml
・砂糖 … 150g
・チョコレート … 100g
<つくり方>
1.みかんはよく洗い、5mm幅の輪切りにする。鍋に砂糖、水を入れ、溶けたらみかんを入れて落としぶたをし、15分弱火で実が崩れないように煮る。
2.オーブン用の紙を敷いた天板にみかんを並べ、予熱した100℃のオーブンで30分焼き、裏返してさらに30分焼く。
3.粗熱がとれたら湯煎したチョコレートを半分つけてオーブン用のシートに並べ、冷蔵庫で冷やす。チョコレートが固まれば完成。
『みかんのカルパッチョ』
<材料>
・みかん … 2個
・タイ(刺し身用) … 100g
・ベビーリーフ … 20g
・スプラウト … 30g
・バルサミコ酢 … 大さじ2
・オリーブ油 … 大さじ1
・しょうゆ … 小さじ1
・塩 … 適量
<つくり方>
1.みかんは皮をむき、5mmの輪切りにしてから4等分に切る。スプラウトは根本を切り落とす。タイはそぎ切りにする。
2.バルサミコ酢、オリーブ油、しょうゆ、塩をよく混ぜ合わせてドレッシングを作る。
3.皿にベビーリーフ、みかん、スプラウトを盛り付け、ドレッシングをかけたら完成。
■みかんの紹介
豊洲青果市場 卸 井岡毅志さん
「今年のみかんは小さくて甘いものが多く出回ります。ご家族でみなさん一緒に食べてください」