空から地域に注目!東松島市
ヘリコプターで宮城県内各地を訪ねるシリーズ「空から地域に注目!」。
今回は東松島市です。ことしスポーツやアートのイベントが開かれた、いま注目の観光スポットなどを空から訪ねました。
(仙台放送局:太田直希カメラマン)
松島湾の入り口にある宮戸島です。標高106メートルの大高森の展望台からは、日本三景・松島の風光明媚な景色を一望できます。
島の南東にある嵯峨渓では、雨風や波など自然の力で造形された、さまざまな形の岩場が続いています。
【野蒜海岸】
【ビーチスポーツコート】
宮戸島のすぐ北。およそ3キロの砂浜が続く野蒜(のびる)海岸です。震災の被害を乗り越え、2022年の夏から海水浴場の営業を再開しました。しかし、客足は震災前のおよそ10分の1にとどまっています。
このため市では来年以降、海水浴場の開設を取りやめる方針で、今後はビーチスポーツによるにぎわいの創出を目指していくということです。
【サンドアート】
野蒜海岸から内陸へおよそ1キロ。体験型の防災教育施設「KIBOTCHA(キボッチャ)」です。旧野蒜小学校の校舎を改修して作られました。
9月上旬には芸術イベントが開かれ、砂の像「サンドアート」のコンテストも開かれました。11点の作品が訪れた人たちを出迎えています。
【津波避難タワー 建設予定地】
市街地では、地域住民が集まる公園の整備も進んでいます。大曲地区の「矢本運動公園」では、およそ4万平方メートルの敷地に、テニスコートや野球場などが整備されています。
海沿いの住民のために、公園の南側には新たに高さ12mの津波避難タワーを建設する予定です。およそ200人が避難できるよう想定しています。市によりますと、現在は地質調査中で、2024年度中の完成を目指しているということです。
豊かな自然を生かした絶景やアクティビティでにぎわいをもたらしつつ、地域住民の安心安全な暮らしを目指して取り組みを続ける東松島市です。
動画はこちらからご覧ください。