「自民党は変わらない」
「旧態依然」野党は反発

自民党総裁選について、立憲民主党、共産党、日本維新の会、国民民主党の反応です。

立民 枝野代表「自民党は変わらない、変われない」

立憲民主党の枝野代表は記者団に対し「『自民党は変わらない、変われない』ということを示す結果となった。岸田氏には、自民党の新総裁として『安倍・菅政権』とどう違うのかを説明すべきだ。臨時国会では、十分な日程をとって、予算委員会で一問一答で考えをぶつけ合いたい」と述べました。

共産 志位委員長「安倍・菅直系政治を選んだ」

共産党の志位委員長は記者会見で「自民党が『安倍・菅直系政治』を選んだということだ。岸田新総裁は、9年間におよぶ『安倍・菅政権』の多くの期間を中枢で支えてきており、表紙をかえても政治の中身は変わらない。新型コロナ対応の無為無策や強権政治、腐敗政治で行き詰まった『自公政治』そのものを終わらせる政権交代こそ、いま求められている」と述べました。

維新 松井代表「旧態依然とした体質 さらけ出した」

日本維新の会の松井代表は記者団に対し「永田町の派閥の論理だ。永田町の常識は世間の非常識で、党内の権力争いの中で、旧態依然とした体質をさらけ出したということだ。これまでも是々非々で与党・政府と対じしてきたが、これからも変わらない。岸田氏は、『新自由主義からの脱却』と言っているが、今の日本は非常に規制緩和が遅れている。岸田氏の言っていることはよくわからず、党首討論で聞いていきたい」と述べました。

国民 玉木代表「派閥の力学が反映された」

国民民主党の玉木代表は記者団に対し「派閥の力学が反映され、安倍前総理大臣の影響が強く表れた。その影響のもとで、岸田氏がどれだけ政治の信頼回復を実現できるのか厳しく見定めたい。のろのろとスピード感のない対応をするようなら、中身が何も変わらない政権だとの批判が早晩出てくる。また、野党の意見も取り入れる、聞く耳を持った総理・総裁になるよう強くお願いしたい」と述べました。