【詳しくわかる】
岸田文雄氏プロフィール

衆議院広島1区選出の岸田文雄氏。
大学卒業後は、旧長銀=日本長期信用銀行に入りました。

地元、広島カープの大ファンです。

祖父と父も衆議院議員の政治家一家で、サラリーマン生活を送ったあと、平成5年の衆議院選挙で初当選しました。
「皆さんの期待に応えられるようこれから誠心誠意歩んでいきたい」

平成19年、第1次安倍改造内閣で沖縄・北方担当大臣として初入閣。

第2次安倍政権発足後は、4年半余りにわたって外務大臣を務めました。

連続の在任期間では戦後最長です。

アメリカの現職大統領として初めて、オバマ大統領が被爆地・広島を訪問した際には、平和公園の視察に同行し、みずから説明を行いました。

また、慰安婦問題をめぐる日韓合意などにも尽力しました。

一方、政界随一の酒豪としても知られ、ロシアのラブロフ外相とウォッカを酌み交わし、互角に渡り合ったというエピソードもあります。

平成29年には、党の政務調査会長に就任。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、事業者の賃料負担を軽減する新たな給付金の創設などに取り組みました。

4人の総理大臣を輩出した派閥を率いて、かねてから総理大臣を目指してきた岸田氏。
「いつの日か安倍時代のあとは来る」

座右の銘は「春風接人」(しゅんぷうせつじん)
「春風のような優しさで人と接する」という意味です。

柔らかい語り口や誠実な人柄は誰もが認める一方、「真面目すぎる」との声も聞かれます。

初めて挑戦した2020年の総裁選挙では、菅総理大臣に敗れました。
「きょうをスタートとして、総理・総裁、目指し努力を続けていきたい」

2回目の挑戦となった総裁選挙。
立候補を表明した際には心に残った国民の声を書き留めてきたというノートを紹介し、こうアピールしました。
「改めてノートを読み返し、やるべきことがあると感じている。国民の声に耳を澄まし、政治生命をかけて新たな政治の選択肢を示す」

決選投票の結果、河野規制改革担当大臣を抑えて新しい総裁に選出されました。