参院予算委 地方での
意見交換 オンラインで初

新型コロナウイルスの感染予防のため、参議院予算委員会は、例年、新年度予算案の審議を控えたこの時期に行っている地方での意見交換について、ことしは初めて、オンラインで実施しました。

参議院予算委員会は、例年、新年度予算案の審議を控えたこの時期に、地方に議員を派遣して、意見交換や視察を行っていますが、ことしは新型コロナウイルスの感染予防のため、初めてオンラインで実施しました。

16日は国会内の会議室に、与野党の議員10人余りが集まり、医療機関や生活困窮者を支援している団体の担当者6人とモニター越しに意見を交わしました。

このうち、北九州市のNPO法人の代表者は、生活困窮者からの相談が相次いでいることから体制の拡充が課題となっていると説明していました。

このあと参議院予算委員会の自民党の山本順三委員長は記者団に対し「現場の率直な意見をスムーズに聴くことができ、新型コロナで現地に行けない場合でもいろいろな対策ができることを再確認できた。今後も活用を検討していきたい」と述べました。