千葉県 森田知事
「危機的状況変わらず」

緊急事態宣言から29日で3週間となりますが、千葉県の森田知事は「引き続き危機的な状況は変わっていない」として、改めて感染防止対策の徹底を呼びかけました。

千葉県では27日時点で、1日当たりの感染者数が直近1週間の平均で367人となっています。

28日の会見で千葉県の森田知事は「依然として極めて高い数値で、引き続き危機的な状況は変わっていない」と述べました。

そのうえで重症患者が54人に上っていて、増加傾向が続くとみられることから重症病床をさらに11床増やして88床確保し、今後も病床確保を進めていく考えを示しました。

また、感染者の集団=クラスターの発生が去年11月は17件でしたが、先月は45件、今月はすでに57件に上り、特に高齢者や障害者の施設で増えていることから施設での感染防止対策の徹底を呼びかけました。

一方、来月7日が期限となっている緊急事態宣言の解除について、森田知事は「解除になったほうが、みんないいと思うが、どういうふうになるかわからない。ある程度のお願いもしていかなくてはならないかもしれないが、1都3県で相談していきたい」と述べました。