民「分党」正式決定
玉木代表「申し訳ない」

立憲民主党などとの合流新党の結党を前に、国民民主党は、9日、衆参両院の所属議員による両院議員総会を開き、合流新党に参加しない議員との間で党を分ける「分党」を行うことを、正式に決めました。

立憲民主党などと合流新党を結党する国民民主党は、玉木代表や前原元外務大臣、それに古川代表代行など、合流に参加しない意向の議員が、別の新党の結成を目指し、党を分ける「分党」を求めたことから、調整を続けてきました。

国民民主党は9日、東京都内のホテルで衆参両院の所属議員による両院議員総会を開き、「分党」について、最終的な協議を行いました。

その結果、玉木代表らが結成を目指す新党には、国民民主党内の14人の議員が参加する見通しとなり、政党助成法上の政党要件を満たしていることなどから、「分党」を行うことが、正式に了承されました。

また、国民民主党の活動資金について、2つに分かれる党のそれぞれの議員数などに応じて配分することも決まりました。

これを受けて、国民民主党では、今週11日に解党大会を開くことにしています。

玉木代表「合流整えられず申し訳ない」

国民民主党の玉木代表は、記者会見で、「全員が納得して合流できるような環境や条件を整えられなかったことを申し訳なく思うが、このタイミングで判断するのであれば、今回の形が1つの着地点だと思う」と述べました。

その上で、玉木氏は、合流しない議員が結成を目指す新党と、合流新党との選挙協力について、「小選挙区制度では、自民党と公明党に対抗する1対1の構図を作ることが重要で、協力はできるだけ行いたい」と述べました。