民党総裁選
街頭演説会実施せず

安倍総理大臣の後任を選ぶ自民党総裁選挙をめぐり、党の総裁選挙管理委員会は、これまで選挙期間中に各地で行ってきた街頭演説会について、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、今回は実施しないことを決めました。

自民党の総裁選挙管理委員会は、4日開いた会合で、今月8日の告示日の日程について、午前10時から立候補を受け付けたあと、午後に、党本部で候補者による立会演説会と共同記者会見を行うことを決めました。

また、翌9日に党の青年局と女性局が主催する討論会を行うほか、12日には日本記者クラブが主催する討論会に候補者が参加するとしています。

一方、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、こうした演説会や討論会などは、会場に入る人数を制限し、インターネットで中継することになりました。

これまでの総裁選挙では、選挙期間中に、各地で街頭演説会を行ってきましたが、今回は、実施しないことを決めました。

党によりますと、総裁選挙で街頭演説会を実施しないのは極めて異例だということです。

選挙管理委員長を務める野田毅元自治大臣は、記者団に対し「今回はコロナ禍なので、リモート形式を最大限活用したい」と述べました。

また、全国の都道府県連に実施を促している予備選挙などについて、野田氏は「ほとんどの都道府県連で実施されると聞いている」と述べました。

武田防災相「国民政党の総裁選挙 オープンな議論が重要」

武田防災担当大臣は、閣議のあとの記者会見で、「国民政党の総裁選挙であり、しっかりと国民に開かれた場で、オープンな議論がなされ、決めることが重要ではないか」と述べました。