省「控えるべきとの
考えない」菅官房長官

お盆の時期の帰省をめぐり、菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、政府として一律に控えるべきだという考えはないとしたうえで、新型コロナウイルスの感染を広げないための注意点などについて、今週、政府の分科会を開き、専門家の意見を聴く考えを示しました。

この中で菅官房長官は、新型コロナウイルス対策をめぐり、「感染リスクをゼロにするには時間がかかるなか、感染防止と社会経済活動を両立させていかなければ、国民生活が立ちゆかなくなる。3月、4月と比較すると、感染者数の増加に対し、入院や重症化する人の割合が低くなっており、引き続き感染状況を注視し、専門家の意見を聴きながら、両立にしっかり取り組んでいきたい」と述べました。

そのうえで菅官房長官は、お盆の時期の帰省について、「差し控えるべきだという考えはなく、『3密』を避ける、大声を出さない、マスク、手洗いなど、基本的な対策を心がけていただきたい。今週の分科会で先生方の意見を伺い、それに基づいて対応していきたい」と述べ、感染を広げないための注意点などについて、今週、政府の分科会を開き、専門家の意見を聴く考えを示しました。

赤羽国交相 感染防止徹底し「Go Toトラベル」推進

お盆の時期の帰省をめぐり、赤羽国土交通大臣は閣議のあとの記者会見で、国として一律に控えるよう要請しているのではないと強調したうえで、引き続き、感染防止対策を徹底しながら、観光需要の喚起策、「Go Toトラベル」を進めていきたいという考えを示しました。

この中で、赤羽国土交通大臣は、「国として県をまたぐ移動を一律に控えてくださいとか、お盆の帰省を制限すると申し上げたわけではない」と述べ、お盆の帰省を一律に控えることまで求めていないことを改めて強調しました。

そのうえで、「ウィズコロナの時代では、社会経済活動と、感染拡大防止の両立という大変難しいかじ取りを求められている。分科会の意見を踏まえた政府全体の方針のもと、適切に事業を実施していきたい」と述べ、感染防止対策を徹底しながら、観光需要の喚起策、「Go Toトラベル」を進めていきたいという考えを示しました。