宙利用の在り方検討で
有識者懇談会設置へ

将来の宇宙利用の在り方を検討するため、政府は宇宙飛行士をはじめ、幅広い分野の有識者による懇談会を新たに設け、必要な政策について提言を求めることになりました。

宇宙政策を担当する竹本科学技術担当大臣は、閣議の後の記者会見で「宇宙は、今後の成長をけん引する分野であり、長期ビジョンを持つことが重要だ。欧米に比べ、日本の予算規模は遅れをとっており、増額して技術開発も進めなければならない」と述べました。

そのうえで、宇宙飛行士の山崎直子さんをはじめ、学識経験者や大手メーカーの関係者などをメンバーとする有識者懇談会を新たに設け、来週6日に初会合を開くことを明らかにしました。

竹本大臣は懇談会で人工衛星を使った通信や観測など、さまざまな宇宙関連技術の将来的な可能性などを議論してもらい、来年度予算の概算要求に向けて必要な政策について提言を求めたいとしています。