F35の整備拠点
愛知の工場が運用開始に

航空自衛隊やアメリカ軍に配備されている最新鋭のステルス戦闘機・F35のアジア・太平洋地域の整備拠点として、愛知県にある三菱重工業の工場が、今月から運用を始めることになりました。

F35は、アメリカやイギリスなどが開発した最新鋭のステルス戦闘機で、防衛省は、すでに配備が始まっているF35Aと、今後、購入する、短い滑走路で離陸し、垂直に着陸できるF35Bを、合わせて140機以上、配備する計画です。

愛知県豊山町にある三菱重工業の工場では、航空自衛隊向けのF35Aの最終的な組み立てを行っていますが、この工場が、今月から、アジア・太平洋地域のF35の整備拠点としても、運用を始めることになりました。

防衛省によりますと、航空自衛隊のほか、在日米軍や在韓米軍、それに、韓国軍のF35の整備も想定されていて、将来的には、1年間に30機以上の整備を行うことになるということです。

防衛省は、「防衛産業の基盤強化や、国際的な装備協力の深化につながる」としています。