自幹部が風俗店営業
河野防衛相が陳謝

海上自衛隊の横須賀海上訓練指導隊司令の男性の1等海佐が無店舗型の風俗店を営業していたと「週刊文春」で報じられ、防衛省は、この1等海佐を今月4日付けで護衛艦隊司令部付に異動させ、事実上更迭しました。

これに関連して、河野防衛大臣は衆議院予算委員会の集中審議で「本人の供述によれば、平成22年2月ごろから、妻の名義を利用して『無店舗型性風俗特殊営業』の届け出を提出し、兼業の申請を行うことなく実質的な経営を行って収入を得ていた。また、勤務時間中にブログへの書き込みなどの営業活動を行っていた」と述べました。

そのうえで河野大臣は「引き続き事実関係の細部について確認をしているが、このような行為は自衛隊法上の義務に著しく違反するものであり、国民の信頼を大きく損なうことで大変申し訳なく思っている」と述べ、陳謝しました。

さらに安倍総理大臣は「こうした不祥事が起きないようにしっかりと綱紀粛正をしていかなければいけない」と述べ、再発防止に努める考えを示しました。