桜を見る会で首相地元の
日本酒提供 政府答弁書
![](/politics/wp-content/uploads/2019/11/1122sakura.jpg)
総理大臣主催の「桜を見る会」をめぐり、政府は、会場でふるまわれた飲食物に、安倍総理大臣の地元・山口県の日本酒が含まれていたとする答弁書を決定しました。
「桜を見る会」では、参加者に焼き鳥や菓子、アルコールを含む飲み物などがふるまわれていて、参加者の増加に伴い飲食物の提供にかかる支出も増えています。
立憲民主党の杉尾秀哉参議院議員は質問主意書で、提供された飲食物の経費のほか、安倍総理大臣の地元・山口県の酒、「獺祭」が含まれていたかどうかただしました。
政府が22日の閣議で決定した答弁書によりますと、飲食物の提供で業者と結んだ契約額は、平成26年が1349万円で、その後、増加傾向となり、ことしが2191万円でした。
また、飲食物は企画競争で選定された事業者から提案を受け内閣府が決定しているとしたうえで、平成29年からことしまでの飲食物には「獺祭」が含まれていたとしています。
内閣府やメーカーによりますと、「桜を見る会」では「純米大吟醸50」という商品が提供され、現在は販売されていませんが、希望小売価格は720ミリリットルで1500円程度だったということです。