待者名簿廃棄は意図的
では? 野党から批判相次ぐ

「桜を見る会」のことしの招待者名簿が野党議員が資料を請求したのと同じ日に廃棄されていたことについて、野党側の追及チームの会合で、国会での質問を想定して意図的に廃棄した疑いがあるなどという批判が相次ぎました。

会合では内閣府などからのヒアリングが行われ、ことしの招待者名簿が共産党が資料を請求したのと同じ5月9日に廃棄されていたことについて、出席した議員が「桜を見る会は4月に開かれ、大型のシュレッダーもあるのになぜ5月になったのか」と質問しました。

これに対し内閣府の担当者は大型連休前の処理を目指したが、シュレッダーの予約がとれず、たまたま5月9日の予約が取れたためだと説明しました。

出席議員からは国会での質問を想定して意図的に廃棄した疑いがあるなどという批判やシュレッダーの予約記録を開示するよう求める意見が相次ぎました。

また議員らが招待者名簿などの電子データを廃棄した日付の特定を求めましたが、担当者は「共有ドライブや担当職員のパソコンからも消去しており不可能だ」と答えました。

国民 原口氏「『政治枠』の名簿 追及本部で精査」

国民民主党の原口国会対策委員長は国会内で記者団に対し、「国会に提出された推薦者名簿を見ると、各省庁の事務次官などの名前以外は真っ黒だし、増えたとされる安倍総理大臣や自民党などからのいわゆる『政治枠』の名簿は出されていない。来週、追及本部で精査していきたい」と述べました。