SEANと同じ措置で
米含め各国は理解」河野外相

輸出管理の優遇対象国から韓国を除外する日本の決定を韓国が非難したのに対し、タイを訪れている河野外務大臣は、ASEAN加盟国などと同じ対応をとるもので問題はなく、アメリカも含め各国も理解していると反論しました。

河野外務大臣は訪問先のタイの首都バンコクで、ベトナムやカンボジアなどメコン川流域の5か国と外相会議を開き、環境問題への取り組みやインフラ開発をめぐって意見を交わしました。

これに先立って韓国も同じ5か国と外相会議を開き、輸出管理の優遇対象国から韓国を除外する日本政府の決定を改めて非難しました。

河野大臣は記者団から、外相会議で韓国との関係について触れたのかと問われ、「日本とメコン川流域国との会議なので触れていない」と述べました。

そのうえで「輸出管理の問題は、責任ある国際社会の一員として日本がしっかりやらなければいけないことだ。ASEAN=東南アジア諸国連合と同じ措置であり、今まで全く何の問題も起きていない。アメリカも含め各国には、よく理解していただいている」と反論しました。