国「領空侵犯の証拠」
ロシア「国防省に送る」

島根県の竹島付近の空域で、韓国軍機がロシア軍機に対して「領空を侵犯した」として警告射撃を行ったことをめぐり、双方の見解が大きく食い違う中、ソウルで両国の実務協議が行われ、韓国側はロシアに対して領空侵犯の証拠を提出したと発表しました。

韓国軍は島根県の竹島付近で23日、ロシア軍のA50早期警戒管制機1機が2回にわたって「領空」と主張する空域に入ったとして、戦闘機による360発余りの警告射撃を行いました。

これを受けてソウルで25日午前、韓国国防省の国際政策官とソウルにあるロシア大使館の駐在武官が実務協議を行いました。

韓国側の発表によりますと、韓国はロシア軍機が領空を侵犯した証拠を示し、その内容を詳しく説明したということです。

これに対しロシア側は、提供された証拠を現在進めている調査の参考にするため、国防省に送付すると応じたとしています。