ョン国防相も『こう
いう事案起きないように』」

韓国軍によるレーダー照射で日韓の防衛当局間の関係が悪化する中、先週末、シンガポールで行った日韓防衛相会談について、岩屋防衛大臣は、韓国側から再発防止の考えを引き出せたとしたうえで、北朝鮮問題に対応するためにも韓国との関係改善は必要だと強調しました。

去年12月、韓国軍による自衛隊機へのレーダー照射問題を受けて、日韓の防衛当局間の関係が悪化する中、岩屋防衛大臣は先週末、シンガポールで問題発生後初めて韓国のチョン・ギョンドゥ(鄭景斗)国防相と非公式に会談しました。

岩屋大臣は閣議のあと、記者団に対し、「レーダー照射問題について、日本政府の見解を改めて伝え、再発防止を強く求めた。残念ながら認識の一致に至らなかったが、会談終了後、チョン国防相も『こういう事案が起こらないようにしたい』と話していた」と述べ、韓国側から再発防止の考えを引き出せたと一定の成果があったという認識を示しました。

韓国側がレーダー照射の事実関係を認めない中、会談を行ったことに批判的な意見があることについて、「朝鮮半島情勢は流動的で、日韓、日米韓の安全保障上の連携はますます重要な時期にある。完全ではなくても、環境整備を一歩前に進めることができた」と述べ、北朝鮮問題に対応するためにも、韓国との関係改善は必要だという認識を示しました。