いに譲るべきは譲る」
志位氏 野党候補統一訴え

夏の参議院選挙の1人区での野党側の候補者一本化について、共産党の志位委員長は党中央委員会総会で「互いに譲るべきは譲り、一方的な対応を求めることはしない」と述べるとともに、政党間での政策協議を加速させたいという考えを示しました。

この中で志位委員長は、夏の参議院選挙に向けて「早期に全国32の1人区のすべてで、野党統一候補を実現するために全力を尽くす」と述べました。

そのうえで、1人区での野党側の候補者一本化について「互いに譲るべきは譲り、一方的な対応を求めることはしない。単なる一本化にとどまらず、みんなで応援して勝利を目指す。政党間での政策協議を加速させ、共通政策を作る」と述べました。

一方、安倍政権が早期の衆議院の解散・総選挙に踏み切る可能性があるとして「与野党が競い合っているところを中心に、相互主義の立場で野党候補の一本化の協議を開始していくが、小選挙区に一定数の共産党の候補者を擁立することは絶対に必要だ」と述べました。

このあと志位氏は記者会見で、1人区での候補者一本化をめぐり従来述べてきた「各党が相互に推薦・支援する態勢」に言及しなかったことについて「推薦を出すというのが、いちばん強い形になると思うが、そこまでいかなくても、いろんな状況に即し、勝つために最も効果的な支援をみんなでやることを目指したい」と述べました