民投票に続き反対派勝利
「今後も理解求める」防衛相

衆議院沖縄3区補欠選挙で普天間基地の名護市辺野古への移設反対を訴えた候補が当選したことについて、岩屋防衛大臣は工事への理解を求めていく考えを重ねて示しました。

21日投票が行われた衆議院沖縄3区の補欠選挙では、選挙区内の名護市辺野古で進められているアメリカ軍普天間基地の移設に反対する候補が当選し、知事選挙、県民投票に続いて、移設反対側が勝利しました。

これについて岩屋防衛大臣は、閣議のあと記者団に対し、「日本を取り巻く安全保障環境を考え、抑止力を低下させるわけにはいかない。一方で、沖縄の負担は軽減をしていかなければならない。この2つを解決する道は辺野古への移設以外にない」と述べました。

そのうえで、「合意から23年もたって普天間基地の返還が実現できておらず、政治は深刻な責任を感じなければいけない。今後とも丁寧に説明を重ねて理解をいただきつつ、この事業を1歩ずつ前に進めていきたい」と述べ、移設工事への理解を求めていく考えを重ねて示しました。