葉市議選 無効票数を
少なく発表の不正

千葉市稲毛区の選挙管理委員会は、今月7日に投票が行われた市議会議員選挙の開票作業で、票の数を実際より少なく発表する不正を行っていたことを正式に公表しました。不正は公職選挙法違反の疑いが強いということで、市が今後の対応を検討することになりました。

千葉市稲毛区の選挙管理委員会は19日午後、記者会見し、今月7日に行われた市議会議員選挙の開票結果の発表に不正があったことを明らかにしました。

それによりますと、集計の責任者が、票の総数が手元の集計の結果より少ないと勘違いし、帳尻をあわせるため、無効票の数を実際より8票少なくする不正を行って発表したということです。

今回の不正は、NHKの指摘を受けて、区の選挙管理委員会が内部調査を行った結果明らかになったもので、記者会見した稲毛区の宮尾孝区長は「有権者の信頼を損ねる、あってはならない行為で深くおわび申し上げます」と陳謝しました。

区の選挙管理委員会は開票結果を訂正しましたが、当選者の結果は変わらないとしています。

不正を行った集計の責任者は「開票作業が長引き冷静に考えられなかった」と話しているということです。

今回の不正は公職選挙法違反の疑いが強いということで、市が今後の対応を検討することになりました。