問に答えることがない
大臣が7時間この部屋に」

国会改革をめぐって、自民党の小泉進次郎氏が衆議院予算委員会で、すべての閣僚が予算委員会などに出席しなければならない国会のルールを考え直すべきだと求めたのに対し、菅官房長官は、与野党ともに同じ考えだと思うとしたうえで、「議会の中で判断をしてほしい」と述べました。

この中で、自民党の小泉進次郎氏は、予算委員会にすべての閣僚が出席しなければならない国会のルールについて、「朝の9時から夕方の5時まで、お昼の休憩を挟めば1日7時間出席しなければならないが、なぜ、質問通告が1問もない大臣が、他の大事な仕事のために委員会を抜けることができないのか」と述べました。

そのうえで小泉氏は、「質問に答えることがない大臣が、7時間この部屋に座っていることを本当に国民が望んでいるだろうか。私は望んでいないと思う。だからこそ、与野党でともに決めたのがこのルールであれば、もう一度、与野党で平成が終わる前に考え直すべきではないか」とただしました。

これに対し、菅官房長官は「与野党とも、そう思っているだろうと思う。あとは、それぞれ議会の中で判断をしてほしい」と述べました。

また河野外務大臣は「アメリカの本会議場へ行くと、そのときに発言をする数人しかおらず、あとは誰も議員がいないのを目の当たりにして驚いたことがある。イギリスの本会議場では、そもそも全員が来ると座れるだけの席が用意されていない。この問題は国会で決めることなので、与野党で将来を見据えた議論をしてほしい」と述べました。