大阪市長選挙 現職引退 新人5人が立候補 投票日は4月9日

大阪府知事選挙とのダブル選挙となる、大阪市長選挙が3月26日、告示され、新人5人が立候補しました。

大阪市長選挙に立候補したのは、届け出順に、いずれも新人で、
▽大阪維新の会の元大阪府議会議員の横山英幸氏(41)、
▽無所属で、元大阪市議会議員の北野妙子氏(63)、
▽無所属で、飲食店経営の荒巻靖彦氏(58)、
▽無所属で、作家のネペンサ氏(48)、
▽無所属で、理学療法士の山崎敏彦氏(44)、
の5人です。

選挙は、大阪維新の会が現職の引退に伴って後継候補として擁立した元大阪府議会議員の横山氏や、維新市政の見直しを訴える政治団体が擁立し自民党や立憲民主党の議員が自主的に支援する元大阪市議会議員の北野氏ら、新人5人が争う構図となっています。

横山英幸氏は、「税金を1円たりともむだづかいしない、政治家の身を切る改革を続けていく。財政改革と成長戦略で教育を無償化する。教育に関しては、等しくチャンスをもってもらいたい。生まれてからご高齢になるまでにぎやかで暮らしていける大阪のまちを作っていきたい」と訴えました。

北野妙子氏は、「IRというが、IRのもうけの8割はカジノだ。皆さん方が知らないことが多すぎて、こんなことで決めてしまっていいのか。大阪市民の皆さんのおひとり、おひとりの暮らしに寄り添って、命を最優先に考えて、大阪市のおかあさんになりたい」と訴えました。

荒巻靖彦氏は、「大阪市政をよくしていく。日本国、日本国民は、誇りを取り戻さなくてはいけない。スタートが外国人の生活保護を廃止することだ」と訴えました。

ネペンサ氏は、「犯罪が少なく、お年寄りから子どもまで安心して住めるまち、自由で論理的にやさしく賢いまちにしたい」と訴えました。

山崎敏彦氏は、「30年間停滞した緊縮財政から財政拡大へ飛び出す。市債を発行して、市民や大阪市の企業に還元する」と訴えました。

大阪市長選挙は、3月23日に告示された大阪府知事選挙とのダブル選挙となります。
選挙戦では、▽経済の活性化策や▽教育・子育てへの支援策、それに、▽カジノを含むIR=統合型リゾート施設の大阪への誘致などをめぐって論戦が交わされる見通しで、統一地方選挙前半の4月9日に投票が行われます。