松本総務相 パーティー券の収容人数超え販売“問題ない”

松本総務大臣の資金管理団体が開いた政治資金パーティーで、会場の収容人数を超えるパーティー券が売られていたと指摘されていることについて、松本大臣は、法律にのっとって販売しており問題ないという認識を示しました。

11月24日の衆議院総務委員会で、共産党は、松本総務大臣の資金管理団体が開いた政治資金パーティーで、会場の収容人数を超えるパーティー券が売られていたとして、「パーティー券代は『出席の対価』であり、それを超えた分は寄付として扱うべきではないか」とただしました。

これに対して、松本大臣は「案内に『ご来賓賜りますようお願い申し上げます』と記載し、参加の対価として購入してもらっている。欠席する方がいるのは事実だが、来ていただいた方に対応できるよう準備している」と述べました。

そのうえで、「政治資金規正法の趣旨をしっかりと踏まえて、適切に処理している」と述べ、問題ないという認識を示しました。

一方、松本大臣は、旧統一教会との関係を問われたのに対し、「旧統一教会および、関連団体との接点、関係を持たないように、これまでもしていたし、これからもしていく」と述べました。

就任式で訓示 “率直に議論しながら政策進めたい”

今週、新たに就任した松本総務大臣は幹部職員に訓示し、総務行政の停滞を招かないよう率直に議論しながら政策を進めたいという考えを示しました。

政治資金の問題で辞任した寺田前総務大臣の後任として今週21日に就任した松本総務大臣は24日夜、総務省内で就任式に臨み、幹部職員に訓示しました。

この中で、松本大臣は「総務省は国の根幹、国民生活の基盤となる大切な制度を所管している。国会開会中の大臣交代となったが、わずかな時間でも停滞させることのないように前に進めていく」と述べました。

そして「皆さんと真摯(しんし)に議論し、政策の推進にあたりたい。私自身はどんどん発言し、モノを言っていくが、決して恨みに思うようなタイプではないので、反論を含め遠慮なく議論してもらいたい」と述べ、職員とも率直に議論しながら政策を進めたいという考えを示しました。