ガンダムプラモデルの需要急拡大 静岡市内に新工場建設へ

おもちゃなどの大手メーカー、バンダイスピリッツは、主力商品の一つであるガンダムのプラモデルの需要が新型コロナウイルスの巣ごもり需要などによって急拡大しているとして、静岡市内に新たな工場を建設することになりました。

バンダイスピリッツは、「ガンプラ」として国内外で人気があるガンダムのプラモデルを主に静岡市葵区にある工場で生産しています。

メーカーによりますと、新型コロナウイルスの巣ごもり需要などによって、国内をはじめアジアやアメリカを中心にガンプラの需要が急拡大しているということです。

具体的には、2020年度の出荷数は1823万個でしたが、2021年度には、2086万個に増加し、メーカーでは今後も需要が拡大すると見込んでいます。

このため工場に隣接する土地を4月28日に新たに取得し、新たな工場を建設することになりました。

2年後の2024年中の工場の稼働を目指し、具体的な生産能力は今後検討することにしています。

バンダイスピリッツは「現在は多くの国でガンダムシリーズの映像を見られる環境になり、巣ごもり需要も重なったため生産を拡大を決定した。今後も多くの方に商品を届けられるようにしていきたい」としています。