“5歳以下には堅い豆
食べさせないで” 消費者庁

2月3日は節分の日。消費者庁は、のどに詰まらせて窒息するおそれがあるなどとして、5歳以下の子どもには堅い豆などを食べさせないよう注意を呼びかけています。

消費者庁によりますと、全国の医療機関から寄せられた5歳以下の子どもが食品をのどに詰まらせた事故は、おととしまでの10年間で141件報告されていて、大豆やピーナツなどの「豆・ナッツ類」が、全体のおよそ2割を占めているということです。

おととし2月には、節分の豆をのどに詰まらせた4歳の子どもが窒息して亡くなる事故が起きています。

消費者庁によりますと、子どもがかんだり飲み込んだりをスムーズにできるようになるのは6歳ごろとされ、それまでは豆などがのどに詰まりやすいうえに、気管に入ってしまうと中で膨らんで窒息するおそれがあるということです。

このため消費者庁は、堅くてかみ砕く必要のある豆やナッツ類などについて「5歳以下には食べさせないで」と注意を呼びかけています。

また、豆まきのあとは、片づけを徹底することなども呼びかけています。