基地移設 国の設計変更申請
玉城知事 不承認の方針固める

アメリカ軍普天間基地の移設計画で防衛省が申請した設計変更をめぐり、沖縄県の玉城知事は24日、承認しない方針を固め、25日にも記者会見を開いて理由などを説明することにしています。

沖縄防衛局は対抗措置辞さない構え

沖縄のアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設計画をめぐって防衛省は去年4月、埋め立て予定地にある軟弱地盤の改良に必要な設計変更を沖縄県に申請しました。

これについて玉城知事は24日、承認しない方針を固めました。

承認しない理由として、▽軟弱地盤の調査が不十分であることや▽ジュゴンやサンゴなどの環境保全対策が行われていないことなどを挙げています。

沖縄県は、これまで4回にわたって沖縄防衛局にあわせて450問以上の質問状を送って設計変更の内容を精査していて、それを踏まえて、承認しない方針を固めたものとみられます。

ただ沖縄防衛局は対抗措置を辞さない構えで、新たな法廷闘争に発展するものとみられます。

玉城知事は25日にも記者会見を開いて、理由などを説明することにしています。