水上オートバイが危険運転
殺人未遂容疑で告発 明石市

先月から今月にかけて明石市の海岸で、泳いでいる人のそばなどで水上オートバイの危険な運転が確認されたとして、明石市は10日、容疑者不詳のまま殺人未遂と県の水難事故を防止する条例違反の疑いで神戸海上保安部に告発しました。

明石市によりますと、先月、市内の林崎松江海岸で、泳いでいる人たちのそばで、水上オートバイが減速させずに走る様子が、SNSに投稿された動画で確認されたということです。

また、今月に入っても市内の別の海岸で、水上オートバイが人が乗っているボードの近くを急旋回する様子が、同じように動画で確認できたということです。

いずれもけが人の情報はないということですが、明石市は、人にぶつかった場合は命にかかわる危険な行為だとして、容疑者不詳のまま、10日、殺人未遂と県の水難事故を防止する条例違反の疑いで神戸海上保安部に告発しました。

告発状を提出した明石市の泉房穂市長はNHKの取材に対して、「水上オートバイの危険な運転については、県の条例で禁止行為として定められているが、罰金が科せられるだけだ。人が亡くなるなど大事故が起きてからでは遅いので、危険な行為はやめてほしい。そのため、告発に踏み切った」と話しています。