仙台市全域の飲食店など時短
要請は延長せず終了へ

新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、仙台市全域の飲食店などに出している営業時間の短縮要請について、県と仙台市は県全体の感染者の数が落ち着いていることなどから新たな延長はせず、今月8日の午前5時で終了することを決めました。

県と仙台市は5日午後、県庁内で合同の対策本部会議を開き、仙台市内全域の飲食店などに要請している営業時間の短縮要請について協議しました。

その結果、今週に入って県全体の感染者数が1桁の日もあり、感染が落ち着いていることや、入院患者の病床使用率も30%台になったことから、新たな延長はせず8日の午前5時で終了することを決めました。

会議ではこのほか、県の感染指標を「ステージ2」に引き下げることも決めました。

一方で、緊急事態宣言が出ている地域への不要不急の移動を避けることに加え、大人数や長時間の飲食を自粛することなど、基本的な感染防止対策を徹底するよう呼びかけていくことになりました。

村井知事は「新規の感染者が減少し、時短要請の効果はあったが、専門家からは解除すれば感染者が増える可能性も指摘された。増えた際は再び要請することもありうる」と述べました。

仙台市の郡市長は「状況が改善したのは皆さんの協力のおかげだ。市民、県民総出で感染対策を徹底し、難局を乗り越えたい」と述べました。