松山市内の酒提供の飲食店へ
時短要請 7日に終了へ

愛媛県は、松山市内の酒を提供する飲食店に対する営業時間短縮の要請を今月7日に終了することを明らかにしました。一方、県独自の「特別警戒期間」については来月7日まで再延長し、感染防止対策の徹底を引き続き呼びかけています。

これは4日、中村知事が会見を開いて明らかにしました。

松山市内の酒を提供する飲食店に対しては先月13日から営業時間を午後8時までに短縮するよう要請されていましたが、感染者の数が減少傾向にあることや会食や飲食店を契機とした感染が見られなくなったとして今月7日の深夜、24時で終了すると発表しました。

これに対し、先月8日から「感染警戒期」の中の「特別警戒期間」としている県独自の警戒レベルについては、国の緊急事態宣言に合わせて来月7日まで再延長することになりました。

今後も引き続き、県外からのウイルスの持ち込みや持ち帰りを防ぐ必要があるとしたうえで、年度末には歓送迎会も想定され、会食によってリスクが高まるおそれがあるとして、感染拡大地域との不要不急の往来の自粛や、大人数での長時間の会食を避けることなどを求めています。

さらに家庭内感染を通じて医療機関や高齢者施設にウイルスが持ち込まれることを防ぐため、特に医療や福祉関係者と同居している人は家族以外との会食や複数の親族との会食を控えてほしいなどと呼びかけました。

中村知事は「時短要請に関しては、飲食店に痛みに耐えながら粘り強く対応してもらい、結果を出すことにつながった。要請を解除することで気の緩みが懸念されるが、特別警戒期間は継続するため、引き続き感染回避行動に努めてほしい」と呼びかけました。