緊急事態宣言の11都府県
感染状況「6つの指標」は

政府の分科会は、感染状況を示す4つのステージのうち、どのステージにあるか判断するための指標として、「病床のひっ迫具合」、「療養者数」、「PCR検査の陽性率」、「新規感染者数」、「直近1週間と前の週の感染者数の比較」、「感染経路が不明な人の割合」の6つを挙げています。内閣官房によりますと、今月13日時点で、緊急事態宣言が出た11の都府県では、いくつもの指標で最も深刻な「ステージ4」の目安の値を超えています。

1. 病床のひっ迫

まず病床のひっ迫具合です。
病床使用率は「ステージ3」が20%、「ステージ4」は50%が目安です。

【病床全体の使用率】
▼東京都で81.7%
▼埼玉県で64.2%
▼千葉県で52.3%
▼神奈川県で42.9%
▼栃木県で56.8%
▼愛知県で63.7%
▼岐阜県で59.4%
▼大阪府で68.3%
▼兵庫県で77.5%
▼京都府で37.1%
▼福岡県で58.6

【重症者用の病床使用率】
▼東京都で87.4%
▼埼玉県で33.5%
▼千葉県で19.4%
▼神奈川県で50.0%
▼栃木県で41.3%
▼愛知県で42.1%
▼岐阜県で35.3%
▼大阪府で67.5%
▼兵庫県で58.3%
▼京都府で31.4%
▼福岡県で17.3%

2. 療養者数

続いて療養者数は人口10万人当たり、「ステージ3」が15人、「ステージ4」は25人が目安です。

▼東京都で138.0人
▼埼玉県で68.5人
▼千葉県で74.0人
▼神奈川県で65.8人
▼栃木県で69.6人
▼愛知県で43.5人
▼岐阜県で34.2人
▼大阪府で68.4人
▼兵庫県で29.1人
▼京都府で56.7人
▼福岡県で61.0人

3. 検査陽性率

最近1週間のPCR検査などの陽性率です。
目安の値は「ステージ3」、「ステージ4」ともに10%です。

▼東京都が14.2%
▼埼玉県が8.4%
▼千葉県が13.8%
▼神奈川県が17.0%
▼栃木県が13.9%
▼愛知県が9.6%
▼岐阜県が8.1%
▼大阪府が9.0%
▼兵庫県が11.9%
▼京都府が11.8%
▼福岡県が12.3%

4. 新規感染者数

人口10万人当たりの新規感染者は「ステージ3」が15人、「ステージ4」は25人が目安です。

▼東京都が87.8人
▼埼玉県が39.3人
▼千葉県が47.1人
▼神奈川県が61.0人
▼栃木県が41.7人
▼愛知県が29.0人
▼岐阜県が25.3人
▼大阪府が43.5人
▼兵庫県が32.5人
▼京都府が37.1人
▼福岡県が39.8人

5. 直近1週間と前の週の新規感染者数の比較

直近の1週間と、その前の週の感染者数の比較は、目安の値は「ステージ3」、「ステージ4」ともに1倍です。

▼東京都が1.6倍
▼埼玉県が1.5倍
▼千葉県が1.8倍
▼神奈川県が1.6倍
▼栃木県が1.4倍
▼愛知県が1.4倍
▼岐阜県が1.0倍
▼大阪府が1.7倍
▼兵庫県が1.6倍
▼京都府が1.4倍
▼福岡県が1.7倍となっています。

6. 感染経路不明者の割合

最後に感染経路が不明な人の割合です。目安の値は「ステージ3」、「ステージ4」ともに50%です。

▼東京都で63.4%
▼埼玉県で39.5%
▼千葉県で78.4%
▼神奈川県で57.9%
▼栃木県で46.1%
▼愛知県で49.6%
▼岐阜県で40.0%
▼大阪府で59.9%
▼兵庫県で27.3%
▼京都府で43.5%
▼福岡県で38.7%