桜を見る会主催の安倍後援会
政治資金収支報告書を訂正

「桜を見る会」の前日夜に開催された懇親会を主催した「安倍晋三後援会」が、23日付けで政治資金収支報告書を訂正し、参加者から受け取った会費や、安倍氏側が負担した懇親会の費用とみられる収支が新たに記載されました。

安倍晋三後援会の政治資金収支報告書は、略式起訴の対象となった4年分のうち、保管期限を超えたため廃棄された平成28年をのぞく3年分が山口県選挙管理委員会で保管されていて、後援会が23日付けで訂正しました。

訂正された収支報告書には、「安倍晋三後援会桜を見る会前夜祭」に関係する収入として、平成29年分は241万円、平成30年分は303万5000円、去年分は383万5000円が新たに記載されています。これは、後援会が参加者から集めた、1人5000円の会費の総額とみられます。

一方支出には、毎年、ホテルニューオータニに対する「宴会料等」として、会費による収入と同じ金額が記載されているほか、後日、安倍氏側が負担したとみられるホテルへの支払いも記載されていて、その金額は平成29年分が190万1056円、平成30年分が150万6365円、去年分が260万4908円となっています。

訂正された収支報告書には、「領収書等亡失等一覧表」も加えられ、後援会がホテルから受け取った領収書は紛失したとされています。