興に向かってたのに」
営業再開も不安の声 宮城

宮城県では7日、休業要請が解除され、東日本大震災の被災地にある商店街でも多くの店が営業を再開しました。

震災の津波で大きな被害を受けた店などでつくる宮城県南三陸町の「南三陸さんさん商店街」では、休業要請の期間中、およそ半数の店が休業していました。

7日休業要請が解除されたことを受けて、店の多くが営業を再開しましたが、飲食店では、持ち帰りのみの営業や休業を続ける店もありました。

商店街の大型連休中の来客数はおよそ6600人と、去年のおよそ6万4500人に比べて10分の1に減ったということです。

商店街を訪れた50代の男性は「きょう休みだったので来てみましたが、いつもと比べて人が少ないです。皆さん営業を続けられるか心配です」と話していました。

商店街で土産物店を営む60代の男性は「ようやく復興に向かって商売も軌道に乗り始めていたのに残念です。県内からはいくらか来てもらえるのかもしれませんが、それだけではやっていけないです」と不安を口にしていました。