院選の在外投票でミス
ロス総領事館の職員を処分

先月の参議院選挙で行われた在外投票で、アメリカのロサンゼルス総領事館の投票所に、古い選挙の候補者名簿が誤って置かれていたミスを受け、外務省は、事務を担当していた職員2人を減給や戒告の懲戒処分としました。

先月の参議院選挙では海外に住む有権者を対象に在外投票が、世界各地の日本大使館や総領事館で行われましたが、このうちロサンゼルス総領事館が設けた投票所に、前回、3年前の参議院選挙の比例代表の候補者名簿が、一時誤って置かれました。

このミスを受け、外務省は9日付けで、投票事務を総括していた総領事館の女性領事を2か月間10%の減給、事務を補佐していた男性領事を戒告の、懲戒処分としました。
また、総領事については、監督責任があるとして、内規に基づいて外務大臣による厳重注意としました。

外務省は「今回の件を厳粛に受け止め、引き続き綱紀の粛正に一層努めたい」としています。