外投票で前回の
比例代表の名簿置くミス

アメリカ・ロサンゼルスで行われている参議院選挙の在外投票で、投票所に、前回3年前の参議院選挙の名簿が、誤って置かれていたことが分かりました。

海外に住む有権者を対象にした在外投票は、参議院選挙の公示の翌日から、世界各地の日本大使館や総領事館など226か所で行われています。

このうち、アメリカのロサンゼルス総領事館が設置した投票所に、前回3年前の参議院選挙の比例代表の名簿が、誤って置かれていたことが分かりました。

外務省によりますと、この誤った名簿は、投票所に置かれていた14冊のうちの1冊で、今月6日に、有権者の指摘で明らかになり、すぐに撤去されたということです。誤った名簿に基づいて投票した有権者は特定できておらず、投票のやり直しもできないということで、総領事館は、6日までに投票した138人全員に謝罪することにしています。

在外投票は、平成12年に始まりましたが、こうしたミスが生じたのは初めてだということで、外務省は、「あってはならないことで、事実関係を調査して関係者を処分するとともに、再発防止を徹底したい」としています。