家公務員の女性採用率
過去最高に

今月1日付けで採用された国家公務員のうち、女性の割合は35.4%と、これまでで最も高くなり、政府が目標とする30%を5年連続で上回りました。

内閣人事局によりますと、今月1日付けで採用された国家公務員8123人のうち女性は2876人で、全体に占める女性の割合は35.4%となりました。
これは昨年度と比べて1.4ポイント上がって、記録のある昭和38年度以降、最も高くなり、政府が目標に掲げている30%を5年連続で上回りました。

このうち政策の企画・立案を担う「総合職」の女性は245人、34.6%と昨年度より2.1ポイント上がり、記録のある昭和50年度以降、最も高くなりました。

また、100人以上採用した省庁で比べますと、外務省や農林水産省、厚生労働省などで女性が4割以上を占めた一方、国土交通省と警察庁は3割を下回りました。

女性の割合が過去最高となったことについて、内閣人事局は「女子学生向けの説明会やインターンシップを開催するなど、採用活動に力を入れた結果だと思われる。働き方改革や働きやすい職場づくりを進めて女性の志願者を増やす取り組みを一層進めたい」としています。