沢市長選 現職の山野氏
4回目の当選

現職と新人の2人の争いとなった金沢市長選挙は11日に投票が行われ、現職の山野之義氏が4回目の当選を果たしました。

金沢市長選挙の結果です。

▽山野之義(無所属・現)当選、7万6346票
▽南章治(無所属・新)1万4968票

自民党金沢支部、国民民主党、公明党が推薦した現職の山野氏が、共産党が推薦した新人の南氏を大きく引き離し、4回目の当選を果たしました。

山野氏は56歳。金沢市議会議員を経て、平成22年の市長選挙で初当選しました。1期目の途中で、競輪の場外車券売り場の設置をめぐり市議会などで批判されていったん辞職しましたが、改めて立候補した市長選挙も含めて当選を重ね、8年にわたって市長を務めてきました。

選挙戦で、山野氏は、スポーツ施設の整備などこれまでの実績を強調するとともに、子どもの貧困対策の充実などに取り組んでいくと訴え、推薦を受けた各党の支持層を固めたほか、支持政党を持たない「無党派層」からも支持を集めました。

山野氏は「金沢の魅力、強みに磨きをかけ、新たなことに挑戦しながら、付加価値をつけていく。多くの市民と一緒に、いい街を作っていきたい」と述べました。

投票率は24.92%と、これまでで最も低かった平成14年の選挙を1.46ポイント下回り、過去最低となりました。