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「上中下越に佐渡ぞ!」ときたんのこぼれ話 田上町「竹あかり」

  • 2023年09月22日

1. はじめに

9月20日の新潟ニュース610「上中下越に佐渡ぞ」では田上町から竹あかりイベント「たがみバンブーブー」を中継しました。
「荒れた竹林を整備し、竹の魅力を発信する」ために始まったこのイベント。
地元の商工会や住民が協力して行われています。
去年は初開催ながら2万を超える人が訪れました。
2年目となる今年は、より規模を拡大。
10月15日まで1ヶ月間開催されます。
この記事では、地元の宝 "竹" をいかす活動と、竹アートの一部をご紹介します。

2. 竹の魅力を形に

会場を彩る竹あかり
すてきな写真がとれそうな竹フレーム
巨大ブランコで竹をPR

3. 弱みを強みへ

田上町にはおよそ17haの竹林があり、たけのこの産地として知られています。
一方で、荒れた竹林の整備や町の特産である竹の魅力を発信していくことが課題となっていました。
こうした中、竹を “観光資源” に変えようと、竹あかりで町の名所7か所をライトアップしたのが「たがみバンブーブー」でした。 
竹あかりは、竹を内部から照らすことで生まれるやわらかな光で多くの人をひきつけます。

2年目は会場の規模を広げたり、竹アートのデザインをかえたりしました。
そのおかげで、竹あかりに使われた竹の数は去年の1.5倍に。
伐採された竹林は3か所増えました。
イベントの成長で竹林の整備が進んでいます。

4. 竹の魅力を次の世代へ

竹風鈴 よく見ると小学生が描いた模様が

竹の伐採や加工などイベントの準備は、実行委員会だけでなく町内外から集まったボランティアの力をかりて行われました。
さらに実行委員会では今回地元の小学生に依頼し、竹の輪に思い思いの模様を描いたり、色を塗ったりしてもらいました。
竹やイベントに関心をもってもらえればという思いからです。
この竹風鈴は「道の駅たがみ」の広場に飾られ、竹同士がぶつかるとカラカラと音が鳴り、耳も楽しませてくれます。
制作に協力した小学生は…
ー竹風鈴に色を付けてみてどうでしたか?

小林寛菜さん

竹の中に色を塗るのはにじんで難しかったけど、きれいなものが出来て良かったです。

5. イベント実行委員長 渡辺勇祐さん

ー1年目の反響を受けて、2年目に力を入れた点を教えてください

渡辺さん

去年は来場者から会場の規模が小さいという声も聞かれました。
それなら今年は本気をだして、もっと広く、見ごたえあるようにしようと頑張りました。

ー竹林の整備は進みましたか?

渡辺さん

はい。規模が大きくなった分、竹あかりに利用した竹の本数も増えました。
手つかずだった荒れた竹林や急傾斜の竹林でも伐採をはじめられました。

ー今後この「竹あかり」イベントをどのように育てていきたいですか?

渡辺さん

イベントに関わって竹という宝の魅力にあらためて気づきました。
子供たちと一緒により良いイベントに育てていきたい。
子供の頃から竹の良さを感じてもらい、大人 になったらさらに次につなげてほしいです。

ありがとうございました。
みなさんも、竹の魅力にあふれた田上町にさぁどーぞ!

6.竹あかりイベント概要

・2023年9月16日(土)~2023年10月15日(日)
・ライトアップ午後6時~午後8時半 
 ※道の駅たがみは午後11時まで
・会場は道の駅を含め7か所
 ※このうち竹林と豪農の館は、高校生以上は有料
くわしくは、以下までお問い合わせ下さい。

たがみバンブーブー実行委員会
電話番号:0256-57-2291

放送した内容はこちら

出演していただいたみなさん
※許可をいただいて掲載しています

元気いっぱいの子供たち
イベント実行委員会のみなさん

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