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教育虐待を防ぐには?悩む親 そして子どもたちへ

「勉強しなさい!あなたのためよ! おまえのためだよ!」

先の見えない時代、親は子どもの教育について、ついつい厳しくなりがち。
でも、親は「教育熱心」だと思っていても、子どもにとっては「教育虐待」となってしまっているかもしれません。今回お話を聞いたのは、日本で初めて教育虐待という概念を学会で提唱した武田信子さん。臨床心理士として長年、教育に悩む親子に寄り添ってきた武田さんに、「やりすぎかも」と不安に思う親、そして今苦しんでいる子どもたちにアドバイスを頂きました。

(クローズアップ現代取材班)

【関連番組】NHKプラスで3/20(水) 夜7:57 まで見逃し配信👇

武田信子さん
武田信子さん:臨床心理士 一般社団法人ジェイス代表理事 臨床心理学を専門とし、長年、子どもの養育環境の改善に取り組む。武蔵大学人文学部教授の他、トロント大学、アムステルダム自由大学大学院で客員教授、東京大学等で非常勤講師を歴任

「教育虐待」と「教育熱心」の違い

―「成績のことで厳しく叱りすぎたかな」「自分の教育の仕方はやりすぎかな」と気になる親は多いと思います。まずは、教育熱心と教育虐待の違いを教えていただけますか?

武田さん

親は本当に大変ですよね。「やりすぎかも」と心配している親御さんは、まずは下の図でチェックしてみてください。ポイントは「子どもを尊重することの大切さを知っているか」、「子どもに共感する力があるか」です。

武田さん

私は教育虐待を「親(※)が子どもの心身が耐えられる限界を超えて教育を強制すること」と定義しています。教育にはスポーツや音楽などの習いごとも含まれます。教育熱心か教育虐待かは、子どもの側の苦しさで決まります。それは親が子どもを、どうとらえているかに左右されます。親が子どもによかれと思って提案したことに対して、きちんと子どもの意見を聞くのか、それとも、親の提案を押し付けてもいいと考えるのかの違いです。


子どもが嫌だと思った場合に、親の機嫌をうかがうことなく「ノー」と言える信頼関係が必要です。つまり、子どもであっても「自分のことは自分で決める」のが原則です。「うちの子にそんな判断力はない」と思って無理強いしている場合は、そこから見直しが必要かもしれません。


ノーの理由を聞いた親は、まずそれをしっかりと受け止めます。子どもが気づかない情報を親が持っている場合は、それを補足情報として提供した上で、再び子どもの率直な気持ちや考えをじっくり聞きます。その対話を繰り返して、お互いに納得のいく合意に至ることを目指します。このとき、親の意見が通らないことがあります。子どもの言うなりになるということでもありません。大切なのは、状況が変わったら、また一緒に考え直して、よりよい道を見つける工夫を続けることです。こういった対等な対話が継続的にできる関係性がある場合は教育熱心、ない場合は教育虐待の可能性があると言えます。

※教育産業も含めた社会全体による教育偏重の状況を「エデュケーショナル・マルトリートメント(武田,2020)」 、学校で起きる教育虐待を「教室マルトリートメント(川上,2021)」と言います。

教育虐待をしてしまう親 7つの特徴

武田さんは教育虐待をしてしまう親には以下の7つの特徴があると言います。

7つの特徴の何が問題か

―「教育虐待をしてしまう親の特徴」として7つあげていただきました。それぞれの問題点を教えてください。

武田さん

1~3に共通するのは「子どもをリスペクトできない」ということです。親の気持ち「私の挫折」「私の務め」「私の有能さ」は、親の人生に起きていることであって、親とは別の人格を持つ子どもの人生には関係ありません。子どもは生まれ落ちたときから、自らの意思や人格を持った親とは違う一人の人間です。


「親の方が世の中やものごとをよく知っている」「子どもに決めさせたらとんでもないことになる」と考えるのは間違いのもとだと思います。あなたの夫や妻、パートナーに「あなたはよく判断を間違えるから」という理由で、自分の習いごとを全て決められて、毎週通うように指示されたら嫌ですよね!? 自分の自由時間の過ごし方を決められたら、苦しくはありませんか?


子どもは、親よりは経験や知識が少ないので、判断を間違えることもあります。でも間違いや失敗をたくさんする中で人は賢くなっていくものです。子どもの考えを尊重し、間違えたときにはさりげなくフォローするのが親の役割だと思います。


そもそも子どもは親の教育だけで育つものでもありません。保育園や学校、近所の公園など、見るもの聞くもの全てから情報を得て、自分の中で統合しながら成長していきます。そうすると、子どもの考えは親とは違ってくるのです。むしろ親を反面教師にしているかもしれません。(笑)「一人の子どもが育つには一つの村が必要」(※)と言われるように、教育や子育ては親だけでできるものではないのです。

※ヒラリー・クリントンが著作で引用したアフリカのことわざ

―「一つの村」は「地域社会」とも読みかえることができると思います。一方で今、日本の地域社会は様変わりしています。親は、どうすればよいでしょうか?

武田さん

かつて地域社会にあった子育て機能は、確かに今は弱くなっています。それでも地域には、つながりを求めている家族や、つながりを作っている団体が何かしら存在しています。自分に興味があるテーマでつながっているグループにアクセスしてみるのはどうでしょうか。


お子さんが乳幼児であれば、子育てひろばや子育てネットワーク、お子さんが小学生位の年齢であれば、学校内のグループにつながるか、地域の冒険遊び場(プレーパーク)を検索して見学に行き、そこにいるスタッフの中で声をかけやすそうな人に話しかけて、また来られるようにつながりを作るのが一つの方策です。中学生以降であれば、そろそろ子離れして、むしろ親自身が興味関心を持てるテーマにつながっているグループの中で、話せる人を見つけるのもよいと思います。

―4~6の「誰かと比較してしまう」「他人の評価が気になる」「環境に巻き込まれて不安になる」は、ほとんどの人に心当たりがあると思います。どう対処したらよいでしょうか。

武田さん

共通しているのは「視野が狭くなっているのではないか」ということです。実は子どもを比較する思考は、決して世界共通のものではありません。4~6の対処法は7の「幅広い視野や情報を持っていない」と密接に関係しています。

―どういうことでしょうか。

武田さん

レゴブロックで有名なレゴ(LEGO)の本社がある北欧の国デンマークは、2022年、2023年と2年連続で世界競争力ランキングで1位になっています(※)。ちなみに日本は36位と37位です。するとデンマークでは、どんな教育をしているか気になりますよね。なんとデンマークには日本のような宿題や通知表がないんです。点数で優劣をつけるような筆記テストも、日本の小・中9年間の最終学年である9年生まで実施されません。


デンマークなど北欧の社会では、そもそも子どもたちを比較して評価することは子どもの成長にとってよくないと考えられています。教育の目的が、進学のための勉強をさせることではなく、将来その子どもがどういう仕事をして、社会の中でどう生きていくかをしっかりと考えて見極めるためです。学校では暗記よりも、新しい知識や情報をどう使っていくことができるか、学んだことを仲間と共有してどう新しいアイデアを生み出していくかを大切にして学んでいきます。


こういう知識や情報を得ると、自分の大事な子どもを日本の教育の型にはめ込んで適応させるよりも、伸び伸びと育てた方が幸せになれるように思いませんか!? 実は、もしかしたらこういう新しい情報を得るために必死で勉強しなければならないのは、親の方かもしれません。インターネット上で検索すればたくさんの情報が簡単に得られる今、子どものドリルにつきあって時間を浪費するより、親が勉強する時間が必要ではないでしょうか。人生100年、生涯学習の時代です。今から大学や大学院に行ってもいいですね。親が楽しそうに勉強していれば、子どもも真似し始めるかもしれません。一石二鳥です!

※スイスに拠点をおく国際経営開発研究所(IMD)が毎年発表しているランキング

まず取り組むべきは「子どもに信頼される親」になること

―教育虐待をしないために「子どもをリスペクトする」「視野を広げる」以外に、今から取り組めることはありますか?

武田さん

何より子どもに信頼される親になることです。子どもは親に愛されたいし、経済的にも精神的にも依存していて、親の機嫌を損ねたら生きていけないので、親の感情に敏感で、忖度することさえあります。親の方をいつもちらちら見て気にしている子どもがいたら心配です。


でも、いつもちゃんと話を聞いてくれるという体験が積み重なって、脳に「安心だ」という感覚ができれば、信頼して本音を話してくれるようになり、対話が成立するようになります。

武田さん

一方、要注意なのは、大人による「洗脳状態」です。ケアをしてくれる大人にとっての「よい子」の思考が身についてしまうのです。強すぎる超自我です。子どもは、大人から得た情報で、大人に教わった言葉と価値観の範囲内で考えるので、大人がいいと思うことに「本音で」賛同するのです。ですから、実際の教育虐待の事例には「子どもが自分から塾に行きたい、受験したいと言った」という事例が多くあります。


親が話しているのを聞いて興味を持ったとか、友だちが行くから一緒にとか、最初は物珍しさもあって行き始めるのです。もちろんその塾がその子に合っていればいいのですが、通い始めたら思っていたのとは違うからやめたい・・・でも、親に高い月謝を払わせたし、親が喜んでいるし、今さら言えない・・・ということになる可能性もあります。


たとえ「行きたくない」と言えたとしても、親に「最初あなたが行きたいと言ったんでしょ」「あと一か月は行きなさい」などと言われるので、抵抗もできなくなります。親の方が弁は立ちますから、多くの子どもはあきらめます。そもそも極端な場合、親の価値観に飲みこまれて、自分がノーであるということにさえ気づかない子どももいるのです。

―正しい子どもの本音を引き出すためには、どうすればいいでしょうか?

武田さん

まず「引き出す」と思った時点でアウトです。あなたの夫や妻、パートナーがカウンセリングの技術で自分の本音を引き出そうとしたら、どう感じますか。もし「聞いてほしいな」と思う関係性や甘えられる状況があれば、つまり、0歳の赤ちゃんのときからの長年の経験上、親が自分の話をちゃんと聞いてくれると信頼していれば、子どもは自分から話し出すでしょう。



逆に言えば、赤ちゃんのときから「聞いてもらえない」「勝手に決められる」体験を繰り返してきてしまうと、マイナスからのスタートなので時間がかかります。でも、いつからでも間に合います。しっかりと子どもの立場に立って話を聞く姿勢を見せ続けていれば、そして、強引に相手を変えようとするのでなく、自分が変わろうとし続ければ、信頼を取り戻すことは可能ですから、決して親の方があきらめないでください。

今、悩んでいる子どもたちへ

続いては、武田さんから今悩んでいる子どもたちへのメッセージです。

武田さん

まず伝えたいのは「あなたは悪くない」ということです。

教育虐待はこれまでも存在していたのですが、特別な家庭に起きるひどい親による特別な事件とみなされてきました。教育の強制は「親が子どもの将来を思って勉強させて何が悪いのか」「我慢して勉強しなければ社会に出て困るのは子どもだから、親は責任をもって子どもを勉強させなければならない」「親に強制されたからこそ今の自分があると感謝している」と肯定されてきたのです。心を壊す子どもたちがいることにはあまり着目されず、我慢に価値があるとされてきました。その結果、子どもが苦しくても、大人になったときに精神的な問題を抱えたとしても、それが大きな社会問題であることに気づかれないできました。


競争的な日本社会では、勝ち組になった人たちはヒエラルキーの上の方にいることで精神状態を保っていますが、その何倍もの人たちが受験戦争で「落ちた」体験をして痛手を負ってきました。受験がない国もありますから、それは社会的な構造の中で起きることに過ぎないのですが、本人の個人的問題とされ、自分でもそう思っていることが多いのです。文化の中で起きるので、加害者も被害者も問題に気づきにくかったのです。

繰り返します。「あなたは悪くない」。

以下は、武田さんが作成した子ども目線のチェックリストです。○○には、勉強、スポーツ、音楽、習いごとなどを入れてください。

武田さん

このリストは診断基準ではないので、何項目にチェックがあったら「教育虐待に該当する」というものではありません。チェックをしてみて、もし自分が被害者であるかもしれないと強く感じたら、勇気をもって親以外の大人や相談機関に話してみてください。次の項目で紹介しますが、こども家庭庁では児童相談所虐待対応ダイヤル「189」を無料で設置しています。

ー最後に教育虐待について伝えたいことはありますか?

武田さん

今、日本では、教育虐待の予防と対応が必要です。社会的には、教育に対する価値観の見直しや教育のあり方の検討が、加害者には学びの機会が、被害者には心のケアと親子関係の修復が必要です。長い間放置されてきた問題です。


対応はまだ始まったばかりですが、渦中の子どもたちを救い、これから起きる教育虐待を予防し、これまでに起きた教育虐待を認識して対処する必要があります。かつて教育虐待をしていた・されていた親子で、加害者である親が気づいて、今はよい関係を築いている例もあります。修復は可能です。希望は皆さんの力です。力を合わせて取り組んでいきましょう。

ー貴重なお話、ありがとうございました。

子どもの相談OK 「189(いちはやく)」児童相談所虐待対応ダイヤル

子ども家庭庁では「虐待かも」と思ったときなど、すぐに児童相談所に相談・通告ができる全国共通の電話番号として「189(いちはやく)」を設けています。通話料はかからず、子ども自らの相談も、もちろん受け付けています。「189」にかけると近くの児童相談所につながり、相談や通告は匿名で行うこともでき、相談・通告した人、その内容に関する秘密は守られます。その他、詳細は以下のリンクから、お確かめください。

こども家庭庁児童相談所虐待対応ダイヤル189について(※NHKサイトを離れます)

【関連番組】NHKプラスで3/20(水) 夜7:57 まで見逃し配信👇

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みんなのコメント(58件)

体験談
ゆうま
20代 男性
2024年3月31日
子どもの頃(特に学童期に)教育虐待、肉体的・精神的虐待を受けていました。母親が精神的におかしい人で自分の思い通りにいかないことがあれば、風呂に溺れさせられたり、突っ張り棒や雨戸を閉める棒(先の尖った金属製の細い棒などで)身体中を思いきり叩かれてよくアザをつくって学校に行っていた覚えがあります。(学校の先生などに気づかれた際は「階段から落ちた」と嘘をついてやり過ごしていました。)

教育虐待という面では、音楽(歌とピアノ)や塾、習字などのいわゆる「芸事」を押しつけてくる人であり、望んでいないことを無理やりやらされました。「勉強しなさい」などの言葉を日々浴びせられ、成績が悪ければ怒鳴りつけられ、こっちが反抗すれば食事を抜きにさせられたり、寒い中外に閉め出されたりしたこともありました。

しまいには、「あんたなんか産まなければよかった」と言われたこともあり、正直無理心中も考えたことがあります。
体験談
凪瀬ユイト
30代
2024年3月31日
私も親父から教育虐待を受けていました。
もう幼稚園児の頃から深夜(夜中の0時や2時)位まで勉強させる、勉強を間違えると『何でこんなん間違えるんだバカー!!』とか叫んで殴りつける、
夜遅くによる勉強で睡眠不足になって
幼稚園のままごとコーナーで寝てしまう。
そんな父親の口癖は『俺は子供3人を国公立大学に入学させるんだー!!』でしたね。
自分にとって勉強=暴力の様な物になっているし、勉強=東大と国公立医学部に合格する為の物だけになってしまいましたね。
小学校6年生の時の話なのですが、韓国の受験戦争VTRを椅子に紐で縛られて夜遅く迄強制的に見せられた事もあります。もう受容任度は超えてます。
そんな私は小学3年生の頃、余りに東大と国公立医学部に行くための勉強が嫌になりすぎて『中学卒業したら働く!!高校は行かない!!』と泣きながら宣言していましたね。



アラサーになっても教育虐待は一生の傷です。
体験談
ゆん
20代 女性
2024年3月30日
両親が教育熱心な人で、幼稚園から受験させられ、小学校は私立の女子校に入れさせられました。当時の私は何だかよく分からないまま親の言われる通りに勉強し、幼稚園終わりには、園で遊ぶ友達を横目に塾に向かっていました。
小学校受験の内容もおかしなものでした。大人と話す時は敬語を使い、面接では校長先生に気に入られるような答えをあらかじめ用意しましたし、トランプで負けても泣かない練習や、音を立ててジャンプをしない練習など、今思えば意味の分からないものばかりです。
本来の自分を受け入れてくれる学校ではなく、学校に合格をもらうための偽物の自分なのですから、小学校でも上手くいくはずがありませんでした。
小学校時代も、父親からの教育へのプレッシャーは強く、学校終わりに塾に通い、1日のスケジュール表をリビングにデカデカと貼られ、時間通りに行動し、勉強しないと怒られる日々。
現在は複雑性PTSDで引きこもりです。
体験談
やべっち
50代 男性
2024年3月19日
現在59歳ですが、教育虐待を受けていました。結婚後も少しの間は受けていました。勉強以外は禁じられ、勉強以外に興味をもつ芽を踏みにじられていました。いつも監視され、大学で親元を離れ監視から解放されたら、ボーっとするようになってしまいました。片方はもう死にましたが線香はほとんど立てません。
感想
こたつ
50代 女性
2024年3月17日
親のせい…こればかり言われますね。子供に楽しく幸せで安全に人生をすごしてほしい。どの親にも共通した願いです。でもある程度の学歴、それがなければ優れた才能、センスを持ち合わせていないと思った人生を歩くことがなかなか難しい現代の世の中です。早くから夢を持つことが出来た幸運な子供はそれに向けての努力を自らつくすことはできますがね。
日本の高学歴の新卒大学生のみをかつぎ上げるシステムが全ての根源だと思います。
それ以外の学生、成人は選考の範疇に入るチャンスすら貰えない状況を見ると、親はそりゃ大変焦りますよ。教育虐待まがいのことをしてしまう親の気持ちにも同情してしまう部分があります。
体験談
ねねね
40代 女性
2024年3月17日
(続きです)
 今は親への怒りはありません。怒りにはエネルギーが必要で、親にそのエネルギーを向けるのも無駄だからです。あるのは諦めだけです。
 親にはもう二度と会うことはないでしょう。私の人生や意思を蔑ろにされるのは、もう耐えられないからです。
 親を赦すこともないと思います。親に搾取された人生には、やり直しも出来ない時期も含まれているからです。
 長文長々と失礼致しました。親と同じ轍を踏まないことが、私の子育ての目標です。
このような人生もあるということが、悩んでいるご家庭の参考になればと思い、この度投稿致しました。
体験談
ねねね
40代 女性
2024年3月17日
(続きです)
大学卒業後、しばらくは普通の親子関係を目指しましたが上手くいかず、10年ほど経てから子供を授かったのを期に、距離を置きました。高校生の自分の人生に絶望した頃から、いつも水槽の中でふわふわ浮いているような、地に足が着いていないような、出来の悪い他人の人生を眺めているような気持ちで生きていましたが、親と距離を置いて5年経過した頃から地に足がついたような気がし、10年以上経過した今は確かに自分の人生を取り戻した気がします。高校生頃から、固いヘルメットで遮られているように、勉強したことが全く頭に入らなくなっていたのですが、親と離れて10年くらいで元に戻り、40代後半の今の方が高校時代よりも勉強が出来る気がします。今となっては、30年以上悪い夢の中で生きてきたような感覚です。
体験談
ベル
20代 男性
2024年3月16日
母親は子供の出来ないことを無くすことにエネルギーを使っていて、どうすればその状況乗り越えられるかという工夫には一切考えない、ある意味脳筋みたいな感じでした。私も最近私自身の考えにそれが深く根付いていて、我慢することが大事など、どんなに苦しくなっても精神論で突き進んでしまう癖があることに気づいて、他のやり方がないかという模索を意識してするようにしています。もう1つは、なんでもかんでも母自身の価値観で決めつけられ、「できて当たり前、できないのはおかしい」という言葉で雁字搦めにされていました。

色々書いてきましたが、どこまでが教育虐待なのか分からない、超自我とか、精神の話をされるとそれこそ、今生きている私自身への否定に繋がりかねない。とても怖いです。
どこまでが教育虐待の影響か分からない、親はもう知らん顔、本当に細い細い道を一人で誰も傷つけないように、それでも傷つけて生きなきゃいけないと思う。
体験談
ベル
20代 男性
2024年3月16日
母には直接、教育虐待があった、それを認識してほしい、父には精神的に不安定だった母を支えきれなかった、子供たちに無関心だったことを認識してほしいと何度も訴えたことがあります。結果からいうと、理解はしてもらえたけれど、心には響いていないように思われます。二人にとってはもう終わったことですし、私が社会人になるのでもう自分たちの仕事ではないかのようです。悔しい、悔しい。母はあまり話したがらないし、だいぶ落ち着いて性格も変わったような今では覚えてないというのが本人の言い分です。笑っちゃいますよね。父は自分がしたことが何かもわかってない、興味を持ってない。結局、子供たちが抱えていくんだ。私としては本当に悔しいけれど、他に恵まれたものもあるし、人間関係はこれから私自身の手で築いていける、まだ縛られている部分も多くあるだろうけど、なんとか社会でやっていこうと努力しています。
体験談
ベル
20代 男性
2024年3月16日
母の教育虐待の後の話を書きます。
私自身、教育虐待は幼稚園から小学校まであったと思います。中学になる頃には私自身の自由奔放さが母の強制力より強くなっていました。無理やりにでもそうなる必要があったと思うのですが。母もだいぶ燃え尽きていました。
私自身は高校を中退したあと、暴れに暴れ、大学に入っても暴れ、自分の思いや辛さを両親にぶつけました。両親もそうした私に合わせてくれるようになり、私の中ではだいぶ教育虐待の辛かった記憶も含め、両親とのつながりを再構築できたと思っています。ただ、それは自由奔放さを極めた私だからであって、他の兄弟はそうではありません。弟は口を閉ざしたままです。兄は医者になってもなぜ働くかの理由を持っていません。少し前に兄が弟の言っていたことを聞いたそうなのですが、母が弟に行っていた「あんたなんか生まれなければよかった」という言葉がトラウマだそうです。
体験談
ベル
20代 男性
2024年3月16日
母がした教育虐待で1番辛かったのは、私が母が出す問題に上手く答えられなかった時に、母が手を出すのは良くないと思ったのか、母自身の胸や頭を叩き出したこと、ティッシュを何枚も取って口に入れはじめた時です。「あなたのため」と母はよく言っていましたが、私は早い段階で小学生くらいのときには、「あなたのため」は都合のいい言葉で、こいつは私の事なんて何一つ考えてないと割り切れるようになりました。ただ、すごく歪ですが、母が可哀想な奴だなと思って、私がなんとかしなければという思いに駆られていました。それに高校までどれだけ私自身が縛られていたか気づきませんでした。母は後々精神科に行き、ヒステリーも落ち着いてきたのですが、私も含めた兄弟の思春期では、相当深刻な影響が出ていたと思います。兄と私は精神疾患を発症し、弟はもう家族とは口を聞いていません。夜な夜な、声を上げていました。
体験談
ベル
20代 男性
2024年3月16日
私も母から教育虐待、父からネグレクト(父の不器用な性格もある)を受けていたと思います。体罰は頬を打たれたことが数回あるだけで、他は精神的なものでした。父は医者で家にいない日が多く、子供の教育には無関心でした。母は看護師を辞め専業主婦でした。兄弟は4人で私は3番目の次男でした。この記事にあるように兄弟の学力や勉強の姿勢の比較は多々ありました。「兄姉はしっかりしているのに、あなたと弟は何でこうなの?」とよく言われました。さらに弟は勉強が兄弟の中でも苦手だったので、私と弟を比較されることもありました。私自身が劣っていると言われるとき、弟よりはましとされる時もあり、複雑な思いをしました。私がなんとかバランスを取らなければ行けないと無意識に考えていました。高校くらいに気づけるようになりました。続きます。
体験談
ねねね
40代 女性
2024年3月16日
ゲームや漫画は買って貰えず、習い事は全て親が決めました。テストの結果が悪いと罵倒され、夜は親が納得するまで勉強しなくてはならず、毎晩親が見回りに来ました。高校入学後すぐに志望大学、志望学部、入試科目と推薦入試を目指すことが、私が口を開く間もなく両親によって決められました。運動部への入部は禁止、文化部の活動は条件付きで可、友達付き合いも制限されました。田舎なので家出もままならず、自殺も決行できず、親元から逃げるために、親の決めた大学よりも偏差値の高い大学へ浪人して合格しました。両親には一貫として、私の意思は必要ないものとして扱われました。大学には、親に強要されて入学したが引きこもった人や、親の言うままに生きてきたが鬱になって自殺した人もいました。大学生活は空虚でしたが、最下層の成績でなんとか卒業して就職し、20年後の今は両親とは連絡すら取っていません。
体験談
英子
2024年3月15日
近くに、子供をエリートに育て上げる事に燃えていた人がいましたが、その子がまだ在学中に、稼ぐようになったら家を買って欲しいとリクエストしてたそうです。

子供の為じゃなくて、子供の稼ぎが狙いだと知ってゾッとしました。
体験談
ぴろ
30代 男性
2024年3月14日
私は中学受験のときに母親から強い干渉を受けました。無理やり塾に通わされ、毎日母親が作るタスクリストをこなさないと母親はヒステリーを起こしていました。ヒステリーを起こすと母親は不機嫌になり、私は何日も無視されたりひどいときは母親が家出しました。
それを繰り返すうちに私は勉強の目的が「母親の機嫌を損ねないこと」に変化しました。そして幸か不幸か、私は中学受験で難関校に合格し、そこで燃え尽きてしまいました。以降、何かに意欲的に取り組んだことはありません。中学受験さえなければ……と今でも思う日々です。
体験談
さくら
50代 女性
2024年3月14日
私も母親から教育虐待を受けていました。教育虐待の他、精神虐待、ネグレクトなど家庭の中では自分の思い通りにも安らげる場所もなかった。
母親は、資産家の育ちで姉弟は優秀だったなか、母は真逆だったのでとても劣等感があったんだと思います。
母親にとって自慢できる存在でなければ、頑張っても褒めてもらえず人格まで否定されました。
精神疾患で通院していますが、最近まで記憶が蘇り夢でうなされる毎日でした。
体験談
サンサン
50代 女性
2024年3月14日
中学受験させてる親は教育虐待になってる人多いのも、自覚はないのでしょうか。

子供の頭を殴った。早朝起こして問題させてるなど豪語する親は沢山いる。

教育虐待は学校の教育は?甲子園球児は?と話題を逸らす中学受験垢の保護者たちも問題。

小、中学生を遅くまで勉強させる親は異常。なのに周りが皆そうだと気付かない狭い世界に生きてると思う。
東大入っても心病まない子になると信じてるんですかね。
病まなくても自信がない子は沢山いる。

また特集やって下さい!
体験談
メタ
2024年3月14日
長年抱えた心身の不調に対し、「教育虐待」という名称が登場した事で腑に落ちた方も多いのではないでしょうか。私自身もその一人です。
我が家はいわゆる「教員一家」でした。
ヒステリックな母と、子どもをほとんど褒めない父の間で、6歳下の妹とともに育ちました。「将来は教員になるのかな?」と周囲に聞かれるので、両親の手前「そうです」と答えるしかありませんでした。
高1で限界を迎え心療内科に通いましたが、父がほぼ同時期に幻覚、妄想を訴え始め休職。体調の悪い日が重なると、日中は自分と父の二人で過ごす事になりました。「毒親」、「アダルトチルドレン(AC)」という概念を知ってからは、早く実家から離れなければと大学へ進学しました。その3年後、妹が高校1年生で自死し、自分だけ逃げた事を激しく後悔しました。
現在子育て中ですが、実家での日々が思い出され苦しいです。虐待は連鎖すると思い知らされる日々です。
オフィシャル
クローズアップ現代取材班
2024年3月14日
みなさん、多くのコメントを寄せてくださり、ありがとうございます。

2024年3月13日に公開したコメントに、発達障害について誤解を与える表現があったため、コメントの一部を削除しました。発達障害は脳の働きの違いによるもので、決して「親のしつけに問題がある」とか「本人の努力が足りない」というものではありません。
悩み
まさ
40代
2024年3月14日
まさに教育虐待をしている自覚があります

中学受験にむけて勉強してるご家庭なら多かれ少なかれ子どもを叱咤激励しながら伴走してると思います

勉強終わらないとYouTubeにしないよ。とから勉強終わってから夕飯食べなさい!とヒートアップすることも。
こどもは凄い目つきで睨んできます
アウトですよね

でも、虐待だとしても、では希望の進学先を諦められますか。と問われると、そこまでの勇気もなく。

将来、激しく子供に恨まれるかもと思いつつ今の生活をしています
提言
deAcoA
30代
2024年3月14日
番組を見ていて、残酷な言葉をかけられた方々を見て心が痛みます。親ではないですが英会話塾で講師をしているので、非常に厳しく、テストの点数や資格の結果を求める親御さんによって通わされている生徒さんをたびたび見かけます。家庭によって様々な事情があるのでしょうが、子供によっては親の顔色を伺っている子がいるようです。
自分は親ではないので、親以外の第三者、学校側や習い事先、地域社会の大人が子供に対して出来る事、親への接し方などを次回取り上げてもらえたらと思います。
体験談
ラスティ
60代 女性
2024年3月14日
「子どもは自分のありのままを受け入れて欲しい、そして期待ではなく愛情をかけて欲しいと思っているのだ。」このことに本当に気付かされたのは、長男が大学生になってからだったように思います。「勉強をしなければいけないとわかっていても、体が動かない。」などと、大学の試験のたびに訴えていました。何とか留年せずに卒業し、今は医師として働いていますが、「本当はゲームクリエーターになりたかった。」とこぼすのを聞き、複雑な気持ちです。ストレス解消のためか、今もゲームに熱中している様子です。子どもの頃に思いきり出来なかったせいかもしれません。かわいそうなことをしたという思いがあります。奥さんにも呆れられている息子の姿は、私の責任だなぁとつくづく思う今日この頃です。好きなことにチャレンジさせてあげる心の広さが大事です。
体験談
ボンズ
2024年3月14日
教育虐待の番組を観て、知り合いの旦那さんがそれに近い行動をしてると思いました。旦那さん本人は虐待と思ってなく、子供のためっという気持ちが強く全然気づいてないのが現実です。話し合いはされたそうですが、それでも教育に対して気になってしょうがない性格っぽいです。
悩み
おもち
30代 女性
2024年3月14日
私も教育虐待を受けていたと認識しています。父親は仕事で不在が多く、母親はキレやすく暴力もありました。子供は親がこわいので顔色をうかがって物を言い、親はそれを本音だと思いよかれと思って子供のために尽くす、けど子供はなんか嫌そう、そして親も不機嫌になるの繰り返しでした。お互いに自覚がなく、自分の本音ではなかったと気づいたのは大人になってからでしたし、親にとっては訳の分からない可愛くない子供だったのだろうと思います。大学生や社会人になってから人間関係や仕事がうまく行かず、カウンセリングに通ったりもしています。今子育てをしながら、昔の経験が蘇って辛くなったり、親と同じことをしてしまいそうになり辛いです。繰り返さないようにするため、子供への向き合い方についてもっと詳しい情報や書籍を知りたいです。
体験談
かめさん
50代 女性
2024年3月14日
幼稚園からエレクトーン。小学生に入ると水泳 そろばん 英語 近所の塾 中学に入ると家庭教師。勝手に部屋に入られ引き出しから色々な物がなくなり就職後、他県で一人暮らし。その後風俗へ。恨みは消えず還暦を迎える年齢に。母親は苦手です。
提言
ゆーちゃるあ
20代 女性
2024年3月14日
いくらいい学校を出てもどうせ卒業したら社会に出ねばならないのですから、ぜひ世の中の親御さんには「受験」ではなく、《その先》をゴールとしていただきたいと思いました。
体験談
あさひ
40代 女性
2024年3月13日
表向き「躾」の体裁で子供に心理的暴力をふるう事を楽しんで中毒になってる両親でした。ストレスで自己免疫疾患発症と暴言によるAPDという難聴の症状があります。
提言
3人のとーちゃん
50代 男性
2024年3月13日
不登校支援のボランティアをしている者です。
子供が小学校の段階で、本番組のような子どもをリスペクトする考え方を、親が学ぶ機会が必要と考えます。以前、あさイチで武田さんが語られた事も含めて、親の過干渉が、将来社会に入れないリスクにつながる事を今の親がよく理解する必要がある。
感想
3歳児の親
30代
2024年3月13日
私の親も私自身も完璧な親だとは思いませんが、そもそも教育虐待に至る親は、子育ての楽しみ方が分からないのではないでしょうか。「子どもを尊重する」という言葉は誰も否定しようのないマジックワードですが、少子化の昨今にして、「良い親であれ」という圧力が強すぎるようにも思います。
問題提起の仕方又は番組の構成上やむを得ない面もあると思いますが、概ね親の否定が中心で、支援の話題に乏しく、旧態然から繰り返されてきた虐待親を責めるばかりの展開だった部分は、残念に感じました。
体験談
青空租界
50代 女性
2024年3月13日
放送内容は共感することばかりでした。私の場合は教育虐待とスポーツ虐待で毎日ヘトヘト。熟睡できるようになったのは、大人になって家を出てからです。今は支配的な親とは絶縁しています。親の支配から逃れると、こんなに気持ちが楽になるのかと感じる日々です。
感想
視聴者60歳代
60代 男性
2024年3月13日
私は、教育虐待を生き延びたサバイバーです。被害者の気持ちは凄く良くわかる。コメントする人、研究者は口先の感じがする。いくら研究してもわからないだろうけどね。
感想
リリママ
60代 女性
2024年3月13日
教育虐待・・これが無くなるには 日本の教育制度が根本的に変わらなければ無くならないと思います。結果 虐待状態になってしまう親の対応も 子供の為なんだという気持ちの表れなのではと思います。今回の内容の 親と子供は別人格とか諸々 そういう事からまず教育する事も大事で 理解はしているけど どうしても子供を支配してしまう親は普通にいます。学校から帰宅して『今日はこれしたよ、あれもした、楽しかったなぁ。明日も楽しみ?」って話す子供達は今の日本に何人いるのでしょうか?授業もつまらなく、給食の時間も短く、嫌いな物があっても【食育】との理由で嫌な思いをし、生徒だけではなく先生からのイジメもある。子供達は毎日ヘトヘトになりながら過ごす。 『今日も楽しかった?』って思える学校なら 親が【教育虐待】をする事も無くなると思います。戦後何にも変わらない教育方法 このままでは子供の将来だけではなく 親も壊れます。
感想
Rika
19歳以下 女性
2024年3月13日
 現在、社会福祉学を学んでいる大学生です。
「教育虐待」という言葉自体は耳にしたことがあったものの、「教育虐待」と「教育熱心」の違いや、教育虐待が引き起こした悲惨な事件や被害者の現状に関しては今回初めて知りました。
 大学生という、比較的最近まで「子ども」でありつつも、近い将来「親」の立場になる可能性のある年齢だからこそ、今回の放送を視聴して「教育虐待」に強く興味を持ちました。
今後、より学びを深めていき、自分なりの考えを持ちたいです。
体験談
マミ
60代 女性
2024年3月13日
私は4人兄弟の末っ子で両親は飲食店を営んでいました。幼い時 兄姉達が宿題を終えて仕事場の横の和室でテレビを見ていると「うるさい」と私の目の前で大声で剣道の竹刀でたたみをたたいた、姉が「悪い事してないよ」と言うと「体を叩かれたいか」とおどしていました。母はそうゆうときは、どこか行ってしまい 私は怖くて父を止めることができませんでした。そんなことが続き、兄姉は高校卒業後、家を離れました。すぐ上の兄も家を離れましたが 数年後戻り、店を継ぎ父に文句を言われながらも、父に反攻することなくがんばりました。私は父が怖くて先生に相談しました。 父母亡くなってならもがんばってます。私は一時期人が恐くなった時がありましたが、今は改善しました。
体験談
そら
20代 女性
2024年3月13日
教育虐待を父からうけたと思っています。父は子供のことを所有物や作品としか思っておらず、なぜ俺が子供に気を使わなければならないのかと言います。成績が悪いと怒鳴りつけ睡眠時間を削って勉強しろと言い、朝は怒鳴り、起こされていました。教育虐待の悔しい所は、本当に良かれと思ってすべてやっていることです。そのため自分が虐待してることに気付かないしまず子供の意見を聞こうともしないことです。
体験談
gi太郎
40代 男性
2024年3月13日
本日、3/13で放送した、クロ現をみて、体験談を投稿しようと思います。私も、幼い頃、教育虐待に近いような、仕打ちを受けていました。父は、京都大工学部精密工学科、母の私に当たる祖父は、北九州市の私立高校学校の厳しい先生でした。私が幼い頃、母が自分の作った問題集を無理矢理させられ、しかも、小学5年生から、難関私立を目指すような学習塾に、行かされました。塾の勉強について行けず、塾の先生から、分からなかったら、怒鳴られ、叩かれで…。学習塾の費用も、ものすごく高かったんです。それから、いじめ、受験など、挙げ句の果てに、父が寝たきりでヤングケアラーまで、高校3年生には、統合失調症まで患うハメになり、辛い学生生活を送っていました。今は、音楽に打ち込むことができ、CD制作や、動画編集、楽器店のイベント活動を行い、余暇を楽しんでいます!
感想
さくら
60代 女性
2024年3月13日
私が子供の頃に、この言葉があったならと思う。女は人間のクズと言われ人格否定された。やりたい事などもってのほか。母の年代は戦前戦中戦後の難しい時期を生きてきたから、彼女自身も精神を病んでいた。没落した古い家に生まれた狂気の親に囚われて、還暦を過ぎでも逃れられず、私も精神科にずっと通っている。夫と結婚出来なかったら、死ぬか殺すかしかなかった。子供の頃は助けてくれる大人はいなかった。叔父叔母同士、自分の子供比べをしていた。落伍したら爪弾き。これは日本特有のものなのか?。儒教の影響か?。人生を返してと、誰かに叫びたくなる。自分を律することが出来ない自分が悪いのか?。幸せになりたい。安らかにありがとうを言って死にたい。若い人はやり直せるかもしれないが、高齢者には難しい。教育虐待を受けた高齢者はどうしたらよいのか。価値がないのか。
体験談
サダ
70歳以上 男性
2024年3月13日
日本は何時も「受験」が最重要。だから大学に受かればもう勉強しなくなる。
大卒後入社してもスグ使えない新入社員。在校中の成績競争と役に立つ教育が日本にはない。 私はバークレイ大学院電気を卒業して初めて「勉強と専門知識能力を高める喜び」を知った。その代わり毎日午前様の勉強だし教授たちもどう教えたら?を常に考え実行する。その後の私は技術者としてメカトロ分野で大変良い結果を残せた。 日本では大学までそんな経験はなかった。 「勉強をさせる」でなく自己の得意分野を勉強し知識を得る喜びを教えるのが大事だ。小学校時代からその個々の持つ能力を探しその個人能力を高める、学年ジャンプも許容する。欧米式をもっと見習うべきだろう。今の日本の教育では日本は世界ランク落ちが当然だ。幼少時代に私の得意能力をより早く見つけてくれていればと今も思う
体験談
うさぎ
2024年3月13日
 母親から幼い頃から長い事、厳しい教育圧力を受けてきました。母親が望む結果が出ないと、罵倒され暴力をふるわれたり、食事を与えられなかったり、押し入れに入れられたりしました。自分なりに努力しても母の望む結果でなければ「出来て当たり前」と言われ悲しくなりました。進路の際も私の希望は否定され辛かったです。
提言
しーちゃん
60代 男性
2024年3月13日
良い番組だと思います。この様な事は長い時間放送するべきです。子供を守るの大人の役目!
感想
つむ
30代 女性
2024年3月13日
教育虐待という言葉は初めて聞いた。自分は幼少期から身体的、精神的虐待を受けていて、その中には所謂教育虐待も含まれている。教育虐待には金銭的なプレッシャーも含まれるのかな?
番組内では線引きが曖昧で極端な事例しかなくて置いてけぼり感ある気がする。
教育虐待を社会問題にするなら、もっと視聴者を巻き込んだ事例紹介もあって良いのに。
日本人の価値観なのかな、親の考えを察しろ、周囲の目を、評価を察しろ、そんなだから圧倒的な対話不足、説明不足からくるすれ違いも生まれるんじゃないかな。
親は虐待したなんて自覚は無い(あっても認められない)から、結果だけで満足しちゃうし、一方的に子どもがすり減ってるだけ。
対話が大事って書いてるのに肝心の親子の対話は描かれない。そこが出たら参考になるのにな。
体験談
みかん
50代 女性
2024年3月13日
3/13のクロ現を見ました。取材された人たちはお気の毒な体験をされたと思います。私自身は勉強が出来ないタイプで、中学時代の3年間は成績を持って帰ってくるたびに母に殴られました。冷たい冬の玄関の床に正座して謝罪させられたことが忘れられません。父も横目で見ているだけで、お前はバカだとよく言いました。私はいま50代になりましたが、若いときから人と人間関係を結ぶのが苦手で、親の教育の影響があるのかもなあと時々思います。ですが家庭を持って、自分が良かれと信じて疑わないことが進まないと、家族にヒステリーを起こすことも多かったです。嫌悪していたのに、自分が同じようにすることに、また嫌悪して、なにが悪かったのかと思う日々です。とてもいま孤独です。
体験談
shin
30代 男性
2024年3月13日
今回の番組を見て,私は親だけではなく,学校の教員からも明確な教育虐待を受けていたんだな,というのがわかりました。学校では成績が悪いと人権が与えられず,おまけに同級生からもいじめられていたため,完全に居場所がなかったです。不幸なことに家でも学校での生きにくさなどから成績が悪いと親がヒステリックになっていたため,完全に居場所がありませんでした。ユキさんや『ドラゴン桜』の桜木先生ではないですが,「バカとブスこそ東大に行け」と中学や高校の頃は本当に思っていて,死ぬ気で勉強をして,何とか大学に入りましたが,大学に入ったら目的を持てずにいました。その結果,大学院で指導教員に嫌われて,アカデミックハラスメントに遭い,さらに就職もできず,体調不良になり,25歳で大学院を卒業したものの,その後32歳までちゃんとした仕事に就けなかったり,そもそも就職できていないなどしました。
体験談
taka
50代 男性
2024年3月13日
教育機会を貰った両親に感謝の気持ちは有る一方で中学受験を控える娘への接する時、中学受験経験者として、そして失敗したと思っている自分だからこそ伝えたいことが溢れてて自分でも感情を整理出来ていないと思う理由が解った気がします。娘は自分とは違う人生を歩んでいくことを常に自分に言い聞かせていますがこの先も踏み誤らないか、といつも不安な気持ちです。武田さんの言葉を大切にして参ります。
感想
KeyT母
50代 女性
2024年3月13日
子どもは今大学3年です。振り返ると、小学校の時から、自分のやっていたことは教育虐待だと思い知りました。なぜあんなに成績にこだわっていたんだろう。出来るならもう一度過去に戻ってやり直したい。今、子どもに心から謝りたいです。ごめんね。
感想
ヒロケリ
60代 女性
2024年3月13日
心理士である私の周りにも、たくさんの教育虐待のケースがあります。子どもはいろいろな形でSOSを出しますが不登校もその一つです。親自身が比較競争社会で認められる親になりたいという思いが強く、子どもの在り方を自分の人生のステータスにしたりします。
親自身が母親や父親からどのような関わりの中で育てられてきたのか‥この点が背景に大きくあると思います。
社会の比較競争の価値観にも問題があると思います。
悩み
07
50代 男性
2024年3月13日
家の子どもも混合性抑鬱不安障害で登校拒否なり悩んでました。以前はマイナスの声掛けしかできなかったですが、現在はプラス思考で子どもと顔を見ながら話をしています。
提言
ルート
19歳以下 男性
2024年3月13日
今年の4月に高校3年生になります。父親は一浪して京大に入ったそうなのですが、彼の父親(私の祖父)から厳しく言われていたそうです。しかし私はかなり優しく育ててもらいました。厳しい教育のつらさをよくわかっている人は子供にその辛さを味わわせないようにするのかもしれないと思います。
体験談
かずお
30代 男性
2024年3月13日
教育虐待は親子間だけでなく、会社でもあり、浸透しすぎて文化になっている場合もあると思う。
それにより生じる不経済は大きいと思う。
体験談
よいこ
50代 女性
2024年3月13日
「親に迷惑をかけてはいけない」と幼少期から思い込んでいました。大学進学時、「国立大学のみ」はもちろん首都圏ならば偏差値〇〇以上だけ、すべり止めで地元の地方大学。しかしその地元大学は、半年前まで「そんな所を目標にしちゃいかん!」と言われ続けた大学。結局地元大学進学でしたがやがて精神的に不調になり.....あとは想定外だらけですね。今も一蹴されてしまい志望校にすることもできなかった首都圏の中堅大学の名前が時々心をよぎる50代半ばのおばさんです。「あなたのためを思って.....」子供の未来も心も奪える“恐ろしい言葉”を言わない親になれた自分がかろうじて救いです
体験談
たまさん
50代 女性
2024年3月13日
中学生の頃、朗らかで人気者だったクラスメートと大人になってから偶然再会、精神疾患を患っていました。私の事や、他の友人の事も気がつかないくらいの病状でした。中堅の公立高校に進学してから高学歴の両親が、「父さんも母さんも、お前の兄も◯◯大卒なのに、何でお前だけ努力ができないんだ」と、幾度なく罵倒されていたと、近隣の方から話されました。
もっと早く周囲が気づいていれば何とかできなかったのか、悔しいです。
体験談
某大学教員
50代 女性
2024年3月13日
今思い返すと私も母から教育虐待を受けていたのだと思う。希望する進路は完全否定され、意に沿わないとヒステリーを起こすので従うしかなかった。その中で、毒母から逃れるために手に職をつけ、今は大学の教員として働いている。
休退学する学生の対応で、保護者とも関わることがあるが、大概は母親が無理やり興味のない分野へ進学させているのが原因。
昔はなかなか休退学はしづらかったが、今は結構容易に休退学するので、親が無理やりレールを敷いてもそれに乗り続ける訳ではない。
体験談
NIGU
50代 男性
2024年3月13日
私は事情があり高校中退の58歳です。
子どもというワードが番組で多いと思いますが、決してそれだけではないことに気づいて欲しいと思い思い切って投稿いたしました。
今私は公的な事業に近い活動をしていますが、ある大きなプロジェクトに参加したいと考えて手を挙げたところ、初めて学歴を開示したところ、それっきりその公的機関の担当者と連絡がとれなくなりました。
この程度のことはおそらく数多くあるはずです。
私自身は取り返して見せたいと思い色んな角度からその方やその組織に対して見返してやりたいと思っていますが、そのパワーがない人も多いと思います。
それは教育虐待となるのではないでしょうか。
体験談
すずらん
60代 女性
2024年3月13日
60代主婦です。まさに私が教育虐待をしていました。
1人娘になんとか知識を身につけて食べていける様に厳しくヒステリックに追い詰めていました後悔ばかりです。
感想
子供虐待反対!!
2024年3月13日
この話では両親が悪いんじゃない?殺すのもダメだけど。理由を作っているのは両親だからだと思う!!
体験談
ルン
30代 男性
2024年3月13日
結局は自分の固定概念を押し付け子供は商品や所有物扱いしている
何も尊重されずこれでは生き方を否定されると同じ。
感想
キキ
40代 女性
2024年3月13日
子供がかわいそう。
子供に罪はない、
たとえ親を殺しても。
24年は長すぎる。
どうか、刑を軽くしてあげて欲しい。
子供に新しい人生を与えてあげて欲しい。
体験談
クローズ太郎
50代 男性
2024年3月13日
私の場合、勉強しろとは言われるものの
教えてくれるわけではなく高校までで充分だと大学には行かせてもらえなかった
ただ私の年齢50前半だと高卒でもそこそこの就職はできて中流家庭は営める