群馬 ぐんまちゃんと共に出口たかしさん 朝ドラ振り付けも担当
- 2024年01月10日
辰(たつ)年のことし。ほっとぐんま630では、竜のように高く、上へ上へと昇っていくことが期待される群馬ゆかりの人たちの姿を、シリーズでお伝えしました。今回は、ことし誕生30年を迎える、群馬県のマスコットキャラクター「ぐんまちゃん」と共にステージに立つ「保育アーティスト」の出口たかしさんにインタビューをしました。
(前橋放送局 気象予報士 新村美里/2023年12月取材)
ぐんまちゃんとのステージ 雨が上がり晴れた
多くのイベントに参加して去年も大忙しだったぐんまちゃん。
そのすぐそばで一緒に盛り上げたのがこの人!
「たかしお兄さん」こと出口たかしさんです。
「2023年を振り返って、ぐんまちゃんと一緒にたくさんのイベントに出演されましたが振り返ってみてどうでしたか」
「改めて去年はぐんまちゃんといっぱい関わることが多かったので、お互いにいろいろ知ることがでた1年だったなと思いました」
「1番、僕の中で印象に残っているのは、群馬県庁でステージをやったことですかね。僕がステージに出た日は、当日の朝にメチャクチャ雨が降っていて、それでもステージの時には晴れて、やっぱりぐんまちゃんのパワーがね、(隣のぐんまちゃんに対して)お空に届いたんだね」
群馬が“第2の故郷”
東京出身の出口さん。2021年、ぐんまちゃんの曲の振り付けを担当したことがきっかけで、一緒にステージに立つようになりました。その群馬への思いを聞きました。
保育アーティスト 出口たかしさん
「勝手ながら僕は群馬県を“第2の故郷”と思っていて、群馬に来ると温かい気持ちになれるというか、群馬県の皆さんの優しさに触れる時間が多かったので、群馬県には思い入れがたくさんあります」
「僕が“一緒に踊りましょう”と言った時に、すごい踊ってくれるんですよ。それがすごいうれしかったというか。群馬県の皆さんは“踊っちゃうよ!” “たかしお兄さんよりも踊っちゃうよ!”みたいなくらい元気でいてくれるので、それがすごく印象に残っていますね」
“四刀流”です 朝ドラの主題歌振り付けも
群馬への熱い思いを語る出口さんの肩書きは「保育アーティスト」。保育士の資格を持ち現場でも働きました。その経験を生かし、作詞、作曲、歌、振り付けも行ういわば「四刀流」。去年、ぐんまちゃんの曲「ぐ~!ぐ~!ぐんまちゃん」を作りました。
保育アーティスト 出口たかしさん
「踊るって、ハードルが高いと思うんですよ。自然と体が動くような、楽曲にしたいなって思っていて、何よりも“一緒に踊っていいんだよ”という空気を、一緒に作れるような楽曲にしたので、ぐんまちゃんと、子どもたち大人たちと一緒に楽しめる時間になってくれたらいいなって思って作りました」
実は、今、放送中の朝ドラの主題歌「ハッピー☆ブギ」の振り付けを担当しているのも出口さんなんです。
「今回の“ハッピー☆ブギ”の振り付けに関しては朝ドラを見終わった後にすてきな1日を過ごしてほしいなという思いで作らせてもらったんですけど」
この踊りを一緒に踊ったらきょう1日頑張れるぞ、体が温まるような、そんな振り付けにしているので、ちょっとだけ息切れするくらいの、体力を使うダンスになっています」
「いい運動になるように作ったので、ぜひ一緒に“ブギウギ”してください」
保育士の経験が生きている
「振り付けを考える中で一番核にしていること、大事にしていることはありますか」
「まず楽曲を1曲聴くんですよね。その時に、勝手に体が踊り出したりとか、勝手に体が動いた振り付けは絶対に残すようにしています」
「聞いた時に自然にジャンプしてしまうとか、子どもたちも一緒にその気持ちになってくれると思うので、そこは大事にしながら振り付けを作っています」
ステージでも保育士の経験が生きていると感じることは多いそうです。
「曲を途中で変えたり、ここはもうちょっとゆっくり説明してやったほうがいいなとか、子どもたちの空気感を読みながらステージをやっているので。子どもたちの目を見ながら一緒に歌ったり踊ったりすることが僕のステージでのこだわりです」
ぐんまちゃんは2月で誕生30年。その節目の年は、出口さんにとっても特別な年となります。
保育アーティスト 出口たかしさん
「ステージの上で僕が踊って、そして会場に子どもたちがいて、おうちの方々がいて、その人たちと一緒にステージができて、踊れているということが僕にとっては本当に夢がかなっているというか。その機会が、たくさん増やしていけるようにもっともっと僕は頑張っていきたいなと思っています」
最後に視聴者の皆さんにメッセージをいただきました。
「今、見ている皆さんと一緒に会場で歌って踊れることを楽しみにしていますので、皆さんとにかく健康で元気でいてください。そして、僕たちと一緒に笑顔になってくれたらうれしいです。僕たちもね、たくさんみんなを笑顔にできるように頑張りますので、会場で一緒に遊びましょう」