「世界の工場」と呼ばれ、外国からの投資と安価な製品の輸出によって、急成長してきた中国経済。しかし今、貿易黒字の増大で欧米との摩擦が高まり、過剰な投資による経済の過熱が懸念されるなど成長のひずみが指摘されている。こうした中、中国は、今年始まった第11次5ヵ年計画で、「創新型国家」への転換を宣言。量の拡大から質を伴う成長へ変えるために、製造業などでの”自国ブランド”の開発に乗り出した。また、技術力をつけた企業による海外の先端企業の買収も活発化してきた。グローバル経済の中で、中国は世界とどう向き合っていくのか。そして、日本との関係をどう改善し、経済の連携を拡大させるのか。国谷キャスターによるインタビューシリーズ第二回は、中国の対外経済政策のリーダー、薄熙来(はくきらい)商務相に聞く。
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