地震やテロなどの災害によって建物が崩壊したとき、瓦礫の下に取り残された人を探し、救助するロボット。その存在が現実のものになろうとしている。
去年アメリカで起きた9月11日の同時多発テロ。世界貿易センターが崩壊した現場に救助ロボットが投入された。人間も救助犬も近づけない危険な現場でロボットは大きな役割を果たし、10の遺体を発見した。
日本でも今年10月、神奈川県川崎市に救助ロボットの研究開発を行う施設が完成し、国家プロジェクトとしての取り組みが始まった。阪神大震災の教訓を生かし、災害時に実際に現場にロボットを投入できる体制づくりを目指している。
災害時に人間に変わって活躍する救助ロボットの日米の開発最前線を紹介する。
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