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東北絆祭り(青森)の様子を佐々木陶子キャスターが紹介!

執筆者佐々木 陶子(キャスター)
2023年07月04日 (火)

東北絆祭り(青森)の様子を佐々木陶子キャスターが紹介!

6月17日と18日に青森市で行われた「東北絆まつり」。
小さな頃から祭りが好きで、家族から「お祭り女だね」と呼ばれてきました。
山形の大学に入った後には、迷わず花笠踊りを祭りやイベントで披露するサークルに所属。週3回、毎回2時間の練習を続けてきました。

2021年 山形花笠まつりでの佐々木2021年 山形花笠まつりでの佐々木

大学3年生の時には「ミス花笠」にも選ばれ、去年の秋田県で開かれた「東北絆まつり」では、パレードで踊りを披露しました。

これまで「祭りで踊る立場」だったわけですが、今年からは「伝える立場」に。その熱気を伝えたいと、初日から取材に行ってきました。

4年ぶりの制限のない祭り

東北絆まつりは、東日本大震災からの復興を願い2011年から毎年開かれていた「東北六魂祭」の後継イベントとして、2017年から東北6県の県庁所在地で、順番に開催されています。
新型コロナの影響で延期や人数制限などが続いてきましたが、今年は4年ぶりに制限のない形での開催に。

ブルーインパルス

ド派手なプルーインパルスの展示飛行で幕を開け、会場を大いに沸かせましたが、何より待たれていたのが4年ぶりに行われることとなった公道でのパレードです。
私も去年、祭りに参加しましたが、公道ではなくスタジアムでの開催でした。
この日の青森市の最高気温は27度。
6つの祭りの担い手あわせて1200人が、パレードで熱いパフォーマンスを披露しました。

また、沿道には多くの人が駆けつけ、主催者によりますと2日間であわせて延べ29万人が訪れました。なんと、午後5時からのパレードを見るために、午前10時からいたという人も!?

沿道には多くの人が

東北6県の祭りが勢ぞろい

最初に登場したのは秋田竿燈まつりです。

秋田竿燈まつり

長さ12メートル、重さ50キロにもなる、大きな竿燈をバランスをとりながら持ち上げます。「どっこいしょ~どっこいしょ~」という力強い掛け声とともに、青森の空に上がった竿灯。風が吹く中、絶妙にバランスを取りながら、腰や額などで竿灯を操る姿は、まさに職人技!
迫力のあるパフォーマンスに会場では拍手や歓声が鳴りやみませんでした。

続いて登場は盛岡さんさ踊り

盛岡さんさ踊り

隊列を組んだ、踊り手たちは、太鼓を打ち鳴らしたり、笛を吹いたりしながら練り歩きました。ずっしりとした太鼓の音が会場、そして胸まで響きわたります。パッと目を引く華やかな衣装、足の先から指の先までそろった動きに、私は「はあ、きれい…」とため息がもれてしまいました。

次に現れたのは山形花笠まつり
ちょっと熱量多めでお伝えします。花笠は勇ましい男踊りとしなやかな女踊りの2種類に分かれます。
まず姿を現したのは、ミス花笠と花笠舞踊団が踊る「女踊り」です。

山形花笠まつり 女踊り

ベニバナのあしらった小さい可愛らしい笠を手に踊ります。「しなやかに、みやびやかに」舞うことを目指しています。踊りの師匠たちや友人たちが舞っている様子を見て、私も「踊りたい」という思いがこみ上げてきました。
続いて現れたのは「男踊り」を行う人たちです。

男踊り

「男踊り」と呼ばれていますが、女性も参加しています。肩幅ほどの大きい笠を力強く回したり、素早く振りかぶったりします。そして、威勢のいい掛け声が響きました。笑顔で舞う姿を見て、手拍子と「やっしょ~まかしょ」の掛け声で後押ししました。

続いて、仙台からはすずめ踊り

すずめ踊り

はっぴにハチマキ、両手に扇子を持った踊り手が軽やかに舞います。演じる人たちがとにかくパワフル!心から祭りを楽しんでいる様子に、こちらまで自然と笑顔に。会場は和やかな雰囲気に包まれました。

そして福島わらじまつり

福島わらじまつり

わ、わ、わらじが大きい!!このわらじどうやって作ったんだ…?と思うほどの、長さ12メートルのわらじが運ばれてきました。上に乗った人の指示で、力強くぐるぐると回るパフォーマンスに、沿道は拍手喝采。
気付けばみんなでわっしょい!と掛け声を出していました。

青森の夏が返ってきた!

そして、パレードの最後を飾るのは 青森ねぶた祭

青森ねぶた祭

3台の大型ねぶたが目の前に。大勢の引き手がダイナミックにねぶたを動かします。実は私、青森のねぶたをみたのは小学生の時以来。ねぶたの迫力のある動きに、盛り上げるハネトたち。すごくすごく元気をもらいました。

沿道の皆さんが一層盛り上がっている様子を見て、心の底から熱くなれる祭りが返ってきたんだなと思いました。
今年がどんな夏になるのか。私も見つめていきたいと思います。

観客とパレード

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