ページの本文へ

  1. トップページ
  2. アナウンサー
  3. 最高の青森生活でした

最高の青森生活でした

執筆者菅井智絵(キャスター)
2023年03月17日 (金)

最高の青森生活でした

私事ですが…今月でNHK青森放送局を離れることになりました。
4年間、本当にどうもありがとうございました。

祖母が野辺地町の出身のため
自分のルーツである青森県で働くことができたことをとても嬉しく思います。

青森に行く前のワクワクは今でも鮮明に覚えています。

雪国と言われる青森での生活、
大変そうだなとは思っていましたが宮城出身だし余裕だろうな
と思っていましたが…甘かったです。

自分の身長よりも高く積もる雪を見て、
笑うしかできなかったことがありました。
前髪が凍ったり、歩道がなく除雪機の後ろを歩いたり
青森の冬は想像を超える厳しさでした。

また、初めて水抜きを体験して
青森で冬を越すことの大変さに気づかされました。

そんな中「そこ、滑りやすいから気を付けてね」などと
声をかけてくださる方がいました。

体は芯から冷えますが、
おかげで心がポッと温かくなりました。
青森で生活をしていると
このように心温まる場面を多々見かけます。

そして取材に行った際にも
ご協力いただいた方々からあたたかさを感じることが多かったです。

NHK青森放送局で仕事をはじめたばかりの時は
クラフト展やお祭りなど多くのイベントが開催されていました。

しかし、1年目の冬から
新型コロナウイルスの影響で相次いでイベントが中止となりました。

実際に「見てみたい」「行ってみたい」「聞いてみたい」と思うような
楽しいお出かけ情報などをお伝えしたかったのですが
コロナの影響でそれをお伝えすることができない期間が長く続き、
歯がゆさを感じたこともありました。

しかし、そんな中
取材を通して困難に立ち向かい、前を向いて進んでいる方に出会いました。

その方は「ものすごく大変だけれども、くよくよしたって仕方ないから
どうなるか分からないけれども、新しいことに挑戦します」と話してくださいました。

逆境に負けずに、自分で新しい道を開拓している姿に感銘を受けました。

また、他の取材現場では
「多くの人の心を動かす生き方をしたい」と話してくださった方がいました。
1人1人、考え方や物の見方、価値観などが違う中でこれはとても大変なこと
だと思います。しかし、それをしっかりと言葉にして実現しようと
働きかけている姿を見て、私も見習いたいなと思いました。

NHK青森放送局での仕事は刺激的なことばかりでした。
私って何も知らないな。自分のものさしだけで物事を見てはいけないな
など日々色んなことに気づかされていました。

ここで得たものを忘れず大切にしていきます。

至らないところが多々ありましたが
温かく見守ってくださいまして本当にどうもありがとうございました。

季節の変わり目ですので
体調を崩されませぬよう、みなさまお気を付けください。

今後ともあっぷるワイドやあおもりもりもりを
そしてNHK青森放送局をどうぞよろしくお願いいたします。

この記事に関連するタグ

おすすめの記事