中山中学校の生徒が作る「避難を呼びかける防災ポスター」

 

突然ですが、みなさんは「防災」について考えたことはありますか?

災害は突然発生します。災害発生時に被害を最小限に抑えるため、大切なことがあります。それは「避難」です。

 

最上川が町内を流れる中山町は、大雨発生時には町内の広い範囲で浸水が想定されています。近年の豪雨でも「緊急安全確保」が出されるなど豪雨災害が心配されている地域です。

 

今回、NHK山形放送局が水害発生時の避難を呼びかけるため、中山中学校の生徒の皆さんと協力をし、避難を呼びかける防災啓発ポスターを制作しました。

 

出来上がりはこちら。

 

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中学校を背景に中学生が水につかっているインパクトのある様子が表現されています。CGの水面を実風景に重ねるAR(拡張現実)技術を用いて撮影をしました。

 

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中山中学校周辺では最大3ⅿの浸水が想定されており、実際に浸水してしまうと避難は間に合いません。

 

このような課題から、ポスター制作にあたっては「早期避難」を促すため、生徒たちが考えた「生死を分ける判断を!」ということばを使い、早期避難を呼びかけています。

 

このポスターを制作した生徒会副会長 福元夏歩(ふくもとかほ)さんは、「このポスターを掲示して、中山町全体の防災の意識が高まったらうれしいです。私たち中山中学校生徒も、防災学習を通して防災への意識を高めていきます。ぜひ使ってください。」と述べ、完成したポスターは中山町へ寄贈されました。

 

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贈呈を受けた、中山町の佐藤俊晴町長は、「逃げるということが水害においては大切。とてもいいポスターだと思う。町民にも広く浸透していければと思います。」と謝辞を述べました。

 

このポスターは町役場など町内の施設で順次掲示されていく予定となっています。

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写真左から、中村昌彦 中山中教頭、佐藤俊晴 中山町長、中山中学校、東海林亜蓮(とうかいりんあれん)さん、長岡柚衣(ながおかゆい)さん、福元夏歩(ふくもとかほ)さん、細谷真紀子 県防災士会副会長、浦山健一 中山町教育長

 



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山形局職員 | 投稿時間:16:08