■新コーナー「#みんなで防災」スタート!!
こんにちは!山田真夕です。
やままるの中で新コーナーを立ち上げました!
災害が少ないと言われている山形県。
しかし、近年は県内でも水害や土砂崩れなど災害が相次いでいます。
そこで、「私自身もみなさんと“一緒に”改めて防災について考えたい!」という思いで立ち上げました。
毎回1つのテーマを深堀りしていく予定です。
ぜひ、日頃の備えに役立ててもらえたらうれしいです!
■ペットの避難どうする?
第1回は、「ペットの避難」について考えました↓
▶同行避難とは?
災害時のペットの避難について、
環境省は「同行避難」を推奨しています。
同行避難というのは、
「ペットと一緒に、避難所など安全な場所に逃げる」ということ。
その後押しとなったのは、東日本大震災でした。
家にペットがいることで避難をためらったり、いったん避難した飼い主がペットを迎えに行った際に災害に巻き込まれたりするケースもあったといいます。
近年県内でも大きな被害が出る災害がたびたび起きていることから、県もことしの2月に、初めてペットの同行避難についてのマニュアルを作成。県のHPで公開しています。
飼い主に向けて、日頃準備しておくべきことや、
避難所運営者に向けて、運営方法などを掲載しています。
▶避難所では、ペットはどう過ごすの?
県によると、去年11月の時点で、県内の指定避難所のうち、すでにおよそ70%(66.3%)がペットの避難を受け入れています。
そのうちのひとつ、山形市内の東部公民館に行ってきました。
ペットと飼い主は別々の場所で過ごすことになっています。
東部公民館では、ピロティをペットの避難場所に指定していて、
災害時にはケージの中に入れて避難させます。
公民館でも4つほどケージを備えていますが、原則、飼い主自身が備えて欲しいといいます。
避難所のほかにも、安全な親せきや友人宅への立ち退き避難、安全な場所での車中避難なども選択肢として、事前に「どこに逃げるのかを決めておく」ことが大切です。
▶必要な備えとは?
では、いざ避難するときに必要なものは何か?
ペット防災に詳しい防災士の板谷智子さんに聞きました。
(板谷さん)
「いざというときにいろいろかき集めたりしないように、
いつも使うキャリーの中にグッズを収納しています。」
必需品のケージやリードに加えて、
最低1~2日のペットフードやおやつ。
使い慣れたおもちゃ。
持病がある場合は薬も必須。
ふだんから多めに用意しておくといいそうです。
そして、ペットの避難で意外と重宝されるのが・・・
↑この、風呂敷。
知らない環境につれてこられ、緊急時で周りもざわつく状況。
ペットも不安に感じています。
そんなときに・・・
↑このように、ケージのカバーとして使います。
(板谷さん)
「カバーとして使って、周りを遮断してあげる。外から見えないように、もちろん中からも外が見えないように。大丈夫だよ、と少しでも安心感を与えてあげられるかと思います。」
板谷さんは、ふだんからペットと避難することを想像しておくことが重要だといいます。
(板谷さん)
「グッズはそろえようと思ったらきょうにでも用意したり、お買い物したりしてそろいます。
ただ、備える「コト」ということで、キャリーに慣れさせておくとか、知らない人に慣れておくとか、ふだんの慣れるということを日頃から心がけていただきたいです。
板谷さんは、
「避難所には、ペットが苦手な人やアレルギーがある人もいるため、そういった人への配慮のためにも、事前の備えが欠かせません。飼い主も飼い主でない人も、互いに理解し合うことが大切です。」
とも話していました。
私たちの防災対策と同じで、日頃から飼い主自身が責任をもって、
しっかり準備することが大切だと感じました。
これからもいろいろな角度で、
防災について考えていけたらと思います!
新コーナー「#みんなで防災」。みなさん、よろしくお願いします!
山田真夕 | 投稿時間:15:38