魚の皮が大変身!?氷見の〇〇レザーを岩﨑果歩アナが紹介!
- 2024年02月08日
富山の魅力を発信する新ミニコーナー「♯富山に来られ~」。
ニュース富山人キャスターの柴田拡正アナと岩﨑果歩アナがとことんPR!
今回は氷見の「魚にまつわるもの」について、岩﨑アナがご紹介します。
氷見から生まれる〇〇レザー!
富山県氷見市は寒ブリが有名です!
ぶりしゃぶやブリ大根などいろいろな食べ方がありますが、
氷見では、魚を食べるだけではありません!
2年前、氷見市にある工房から中継でご紹介しました。
こちらは鮮魚店で捨てられる前のブリの皮です。
これに加工を施すと・・・
フィッシュレザーに生まれ変わります!
みなさん、聞いたことありましたか?
私が着ているきらびやかなベストも、魚の皮でできています!驚きですよね~。
ブリをはじめ氷見で水揚げされた魚の皮で、財布や名刺入れなどの革製品が生まれています。
ブリは出世魚ということもあって、ブリの皮を使った名刺入れは新社会人へのプレゼントに人気だそうです。
魚の皮が大変身するまで
フィッシュレザー商品を生み出しているのが、工房の代表 野口朋寿さんです。
すべて手作業で制作しているため、魚の皮がフィッシュレザーに生まれ変わるまでは
およそ1か月かかるということです!
では、詳しくその過程を見てみましょう。
最初に行うのが、野口さんが一番大切にしているというこの作業。
魚の生臭さを取る作業です。
「魚」と聞くと、生臭くないのかな?と心配になる方もいるかもしれません。
このように、魚の皮についた身や脂を包丁で丁寧にそぎ落していくことで、酸化するのを防ぐと言います。
1枚1枚手作業で、多いときは1日に60枚から70枚ほどこの作業をするそうです!
もう一つ大切な作業はこちら!「なめし」という工程です。
植物由来のタンニンという液に魚の皮を漬けることで、丈夫でしなやかなレザーになるということです。
そして、染色などの工程を経て、美しいフィッシュレザーへと生まれ変わります!
まるで洗濯物のように吊るして乾燥させるんですね~。
野口さんにフィッシュレザーの魅力を聞きました!
魚の個性が出ているところが魅力だと思います。
肌ざわりやうろこの大きさも違うので唯一無二になります!
フィッシュレザーを通して氷見を知ってほしい
元日に発生した能登半島地震。
工房のある氷見市北大町は倒壊した住宅があるなど、大きな被害を受けました。
そして野口さんの工房内も、物が散乱。工房周辺は液状化の被害もありました。
断水の影響はかなりありました。フィッシュレザー作りは水を使って行うため、
一時商品の制作ができなくなりましたね。
今はまだ漏水もあるので、節水しながら作業をしています。
氷見は寒ブリが有名な町なので、氷見の魚をレザーを通して知ってもらって
氷見に来てもらうきっかけになるといいなと思います。
最後に野口さんと・・・
野口さん、ありがとうございました!